MAKE ME A STAR-1 『ラッキー・サマー・レディー』『ミッドナイト・ラヴァー』『MAKE ME A STAR』(以下『メイク・ミー・ア・スター』)『ロックーン』の4枚が“一緒くた”の「スクェアの1期」。
 要するに「スクェアの1期」は“ほんわか系なのに斜に構える”仙波清彦パーカッションに尽きる。

 『メイク・ミー・ア・スター』の特徴は,往年のグループ・サウンズ風。このグループ・サウンズ風=『メイク・ミー・ア・スター』で得られた成果が,安藤まさひろを『ロックーン』『マジック』での“歌もの路線”へと突き動かした理由だと思う。

 自然体の実験段階,やりたいことを後先考えずに形にしてきた試行錯誤中のザ・スクェアが,バンドとしての個性を固めてきたのが『メイク・ミー・ア・スター』の真実である。

 ザ・スクェアの個性とは“歌心ある音遊び”である。
 ザ・スクェアとは“稀代のメロディー・メーカー”安藤まさひろの世界を容認し追随し,それでもメンバーの個性を強く感じる“J−POP系フュージョン・バンド”である。

MAKE ME A STAR-2 『メイク・ミー・ア・スター』のシンボルマークであるエロス÷お色気ジャケットの第2弾=巨乳で純白のビキニ・ギャルの駆け足と共にザ・スクェアがついにはじけ出した。

  01. MR.COCO'S ONE
  02. MAKE ME A STAR
  03. LIFE IS A MUSIC
  04. STIFF NAILS
  05. LOVE FOREVER
  06. I WILL SING A LULLABY
  07. TEXAS KID

(CBSソニー/CBS/SONY 1979年発売/VRCL2103)
(ライナーノーツ/岩浪洋三)
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