
英国貴族(ローズ・ガーデン)の王子様はEWIの“ここぞ!”という使い所を知り尽くしていたはずなのに…。
本田雅人の“EWIを凌駕したテクニカル・サックス”を愛した管理人は“EWI過剰な”英国王室(ローズ・ガーデン)への足が自然と遠のいてしまいました。ごめんなさい。
特にトドメの【PRIME TIME】は何なのか〜。出来が良ければまだ許せるが,この倍速モードの“チープな音”はおちゃらけているようで,8曲目までいい感じで来ていた“メルヘンチックな王子の世界”が最後に全てぶち壊し&台無し。
「秘密の花園(バラ園)」ライクな『ウェルカム・トゥ・ザ・ローズ・ガーデン』での“EWI推し”の音造りは「王道のスクェア・サウンド」から離れた新たなチャレンジであろう。
メロディは相変わらずいい。ほころびの原因はEWIのせいでもロンドン・レコーディングのせいでもない。
ズバリ“大量の企画盤作り”の弊害であろう。

そんな振り幅の激しい1991−1995の5年間で6枚の企画盤リリースが『ウェルカム・トゥ・ザ・ローズ・ガーデン』での“散漫な音”につながったのでは?
01. TRIUMPH
02. CROWN AND ROSES
03. HISTORY
04. SUNNYSIDE CRUISE
05. SPLASH!
06. LANDSCAPE
07. PARTHENIA Rd.
08. THE AUTUMN OF '75
09. PRIME TIME
(ソニー/SONY 1995年発売/SRCL3236)
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