『BRASIL』で“LAフュージョン”に振れたT−スクェアが,次に振れたが“ハードロック”作『TRUTH 21CENTURY』。
そう。「T−スクェア・プラス」は,T−スクェアの「ハードロック・プロジェクト」!
「T−スクェア・プラス」結成時のT−スクェアは,安藤まさひろと伊東たけしのユニット体制。スクェア一筋=バンド一筋で走ってきた安藤まさひろが,そろそろ“しびれをきらした”?
ハードロックする「T−スクェア・プラス」のメンバーに仰天! ギターの安藤まさひろ,EWIの伊東たけしに加えて,もう1人のリード・ギターに元マスタード・シーズのダグ・ボッシ,ベースに元オジー・オズボーン・バンドのフィル・スーザン,キーボードに「ステイン・アライブ」「ロッキー4」のヴィンス・ディコラ,ドラムに元ガンズ&ローゼスのマット・ソーラム! まだまだ〜。この6人に加えて,新ゲストに元メガデスのドラマー=ニック・メンザーと元TOTOのヴォーカルのボビー・キンボール!
どうですか〜。「T−スクェア・プラス」の真実は,ハードロック・ファン“夢のスーパー・バンド”!
ハードロック・ファン“夢のスーパー・バンド”のレパートリーは,スクェアのセルフ・カヴァー。スクェアお得意の【TRUTH】でありF1集である。
“新世紀のTRUTH”『TRUTH 21CENTURY』で,スクェアがどのくらい“ぶっ飛んで”しまったのか興味津々でCDトレイへ。
『TRUTH 21CENTURY』の感想を一言。いや,感想とは言えない「へぇー」が一言。めちゃめちゃ聴きやすいじゃん!
ハードにロックしたスクェアをイメージしていた管理人は見事な肩透かしに面喰ってしまった。後発の『BLOOD MUSIC』よりもソフトである。いい。この音は好みである。
原曲の良さが崩されていない。それでいて新しい。これぞ【TRUTH】15年の成長記録である。より骨太によりメロディアスに…。
T−スクェアには,過去「T−SQUARE AND FRIENDS」名義のセッションCDがあったが,あちらはスクェアと同じフュージョン畑のオール・スターズ。アレンジやフレーズの素晴らしさに驚嘆した。
一方「T−SQUARE PLUS」名義の『TRUTH 21CENTURY』は,ハードロックのエッセンスに満ちている。カッコイイ・フレーズをストレートに押してくる。音圧は高いがスカスカのアレンジ。両者を聴き比べるとバックグラウンドの違いが顕著である。
しかし演奏の質うんぬんではなくT−スクェアの魅力はバンド・サウンド。フュージョンだろうがハードロックだろうが,安藤まさひろと伊東たけしが,バンド・サウンドの一部となったユニゾン・グルーヴ! 「T−スクェア・プラス」の“顔”は,安藤まさひろと伊東たけしの個性がそのものである。
先に『TRUTH 21CENTURY』のファースト・インプレッションを記したが,何度も聴いているとロック野郎の“芸の細かさ”が聴こえてくる。
当然ロックの主役はギターとヴォーカル。ゆえに「T−スクェア・プラス」の主役も安藤まさひろのギターと伊東たけしのEWI。ギターとヴォーカルを前面に押し出しつつも自己主張するバランス感覚に惚れてしまう。
細かなビートをキメまくるフュージョンに比べて,重心を落とした大きなうねりが腰に来るタテノリ。オリジナルよりも聴きやすいのに腰に来る。オリジナルよりも安藤メロディが際立っている。というかオリジナルが“うるさすぎ”なのかも? 失礼いたしました。
またいつの日か「T−スクェア・プラス」も復活してくれないかなぁ。邪道承知の恋人宣言で〜す。
01. KNIGHT'S SONG
02. CHASE
03. MEGALITH
04. L'EAU ROUGE
05. GOOD-BYE HERO
06. LITTLE MERMAID
07. THE FACE
08. IT'S HAPPENING AGAIN
09. TRUTH 21c
10. GOOD-BYE BLUE WIND
そう。「T−スクェア・プラス」は,T−スクェアの「ハードロック・プロジェクト」!
「T−スクェア・プラス」結成時のT−スクェアは,安藤まさひろと伊東たけしのユニット体制。スクェア一筋=バンド一筋で走ってきた安藤まさひろが,そろそろ“しびれをきらした”?
ハードロックする「T−スクェア・プラス」のメンバーに仰天! ギターの安藤まさひろ,EWIの伊東たけしに加えて,もう1人のリード・ギターに元マスタード・シーズのダグ・ボッシ,ベースに元オジー・オズボーン・バンドのフィル・スーザン,キーボードに「ステイン・アライブ」「ロッキー4」のヴィンス・ディコラ,ドラムに元ガンズ&ローゼスのマット・ソーラム! まだまだ〜。この6人に加えて,新ゲストに元メガデスのドラマー=ニック・メンザーと元TOTOのヴォーカルのボビー・キンボール!
どうですか〜。「T−スクェア・プラス」の真実は,ハードロック・ファン“夢のスーパー・バンド”!
ハードロック・ファン“夢のスーパー・バンド”のレパートリーは,スクェアのセルフ・カヴァー。スクェアお得意の【TRUTH】でありF1集である。
“新世紀のTRUTH”『TRUTH 21CENTURY』で,スクェアがどのくらい“ぶっ飛んで”しまったのか興味津々でCDトレイへ。
『TRUTH 21CENTURY』の感想を一言。いや,感想とは言えない「へぇー」が一言。めちゃめちゃ聴きやすいじゃん!
ハードにロックしたスクェアをイメージしていた管理人は見事な肩透かしに面喰ってしまった。後発の『BLOOD MUSIC』よりもソフトである。いい。この音は好みである。
原曲の良さが崩されていない。それでいて新しい。これぞ【TRUTH】15年の成長記録である。より骨太によりメロディアスに…。
T−スクェアには,過去「T−SQUARE AND FRIENDS」名義のセッションCDがあったが,あちらはスクェアと同じフュージョン畑のオール・スターズ。アレンジやフレーズの素晴らしさに驚嘆した。
一方「T−SQUARE PLUS」名義の『TRUTH 21CENTURY』は,ハードロックのエッセンスに満ちている。カッコイイ・フレーズをストレートに押してくる。音圧は高いがスカスカのアレンジ。両者を聴き比べるとバックグラウンドの違いが顕著である。
しかし演奏の質うんぬんではなくT−スクェアの魅力はバンド・サウンド。フュージョンだろうがハードロックだろうが,安藤まさひろと伊東たけしが,バンド・サウンドの一部となったユニゾン・グルーヴ! 「T−スクェア・プラス」の“顔”は,安藤まさひろと伊東たけしの個性がそのものである。
先に『TRUTH 21CENTURY』のファースト・インプレッションを記したが,何度も聴いているとロック野郎の“芸の細かさ”が聴こえてくる。
当然ロックの主役はギターとヴォーカル。ゆえに「T−スクェア・プラス」の主役も安藤まさひろのギターと伊東たけしのEWI。ギターとヴォーカルを前面に押し出しつつも自己主張するバランス感覚に惚れてしまう。
細かなビートをキメまくるフュージョンに比べて,重心を落とした大きなうねりが腰に来るタテノリ。オリジナルよりも聴きやすいのに腰に来る。オリジナルよりも安藤メロディが際立っている。というかオリジナルが“うるさすぎ”なのかも? 失礼いたしました。
またいつの日か「T−スクェア・プラス」も復活してくれないかなぁ。邪道承知の恋人宣言で〜す。
01. KNIGHT'S SONG
02. CHASE
03. MEGALITH
04. L'EAU ROUGE
05. GOOD-BYE HERO
06. LITTLE MERMAID
07. THE FACE
08. IT'S HAPPENING AGAIN
09. TRUTH 21c
10. GOOD-BYE BLUE WIND
(ヴィレッジ/VILLAGE 2001年発売/VRCL-3338)