
ベースとドラムが重低音な“ブツ切り無音編集”なのにギターのディストーションは薄い。随所にカシオペアらしい“キメ”が顔を出すゆえ,クリア・トーンでのサウンドの変化は表面的で中途半端。3曲のボーカル・ナンバーもフュージョンしていてロックにはなりきれていない。
この全てはカシオペアの4人がカルロス・アロマーからの無理難題を半分だけ聞き入れて無難な形で寄り切った感じ?
大物プロデューサーの要求にも(満足できなければ)首を振り,ゲスト・ボーカリストに全米ナンバー・ワン・ヒットの“超大物”ジョン・ウェイトをも起用した『サン・サン』は,カシオペアの結成10周年記念CDにして“世界のカシオペア”として名実共にVIPでBIGになった記念碑である。

01. Conjunction
02. Coast To Coast
03. Keepers
04. Lunar Shade
05. Sun
06. After Glow
07. Mr. Unique
08. Samba Mania
09. Departure
10. Someone's Love
11. Mi Senora
12. Somethings Wrong (Change It)
13. Transformation 1
14. Planetoid〜Mother Earth
(アルファ/ALFA 1986年発売/VRCL-2215)
(ライナーノーツ/小貫信昭,宮住俊介)
★【初回生産限定盤】ミニLP紙ジャケット仕様
(ライナーノーツ/小貫信昭,宮住俊介)
★【初回生産限定盤】ミニLP紙ジャケット仕様
コメント
コメント一覧 (2)
このアルバム、本当に良く聴きました♪
音作りに関しては、今までのカシオペアの物より雰囲気が違って聞こえましたね。このアルバムを語るとき、カルロス・アロマーの存在は避けて通れませんが、当時の最先端アメリカンロックサウンドと、カシオペアの融合と言う事で、これもある意味、フュージョンなのかな?
それにしても、最初の野呂さんの3曲、ノックアウトされました。
アフターグロウも名曲ですね♪
マザーアースのスケール感も圧倒的でした。
この時期に発売されたビデオ「パーフェクトライブ」も当時、テープですり切れるくらい見てました(^^)
この頃のフュージョン。大好きです♪
私が始めてカシオペアのライブ体験をしたのが『SUN SUN』のツアーでしたので思い出深いです。
【パーフェクトライブ】素晴らしいですよね。私はLDのデモ映像を店頭で座って見ていました。こちらも恥ずかしい思い出で~す。