
ゆえに『FIRST DIMENSION』から『SECOND DIMENSION』で感じた“変わった感”など特になく基本『SECOND DIMENSION』のコンセプトの発展形。
発展したのは,1トラックでコーラスが入る以外は増崎孝司+小野塚晃+勝田一樹のDIMENSIONのオリジナル・メンバーの超絶技巧をフィーチャリングした“凝りに凝りまくった”音造り。
『FOURTH DIMENSION』以降,またも末永いお付き合いを共にすることになる“スーパー・ベーシスト”青木智仁の超絶技巧の代わりに打ち込みを取り入れている。今回だけは一旦外れてもらって3人だけの密な音固めで地盤固め。
このDIMENSIONの「オリジナル・メンバー指向」は明快で『THIRD DIMENSION』からコンポーザーのクレジットが個人名義の提供からDIMENSION名義の提供となっている(アレンジは『LE MANS』から一貫してDIMENSION名義)。
アルバム全ては3人のコンビネーション&チームワークで仕上げたという意思表示なのだろう。クールでカッチョイイメロディ=DIMENSIONスタイルは『THIRD DIMENSION』で仕上がったと思う。

ポイントは【YELLOW SUNSHINE】にあると思う。改めて聴き比べると『FRIENDSHIP』は原点回帰で『THIRD DIMENSION』はエレクトリック・グルーヴ。似ても似つかぬサウンドなのに耳にすると同じなんだよなぁ。
01. Lost in a Maze
02. Fly into a Passion
03. Yellow Sunshine
04. Illusion
05. Real Box
06. 6-TRIP
07. Buster
08. Going Back
09. Rendezvous
(BMGルームス/BMG ROOMS 1994年発売/BMCR-6015)
コメント一覧 (4)
今年もセラビーさんのジャズレビュー、楽しみに拝見させて頂きます。
サードはとてもスタイリッシュで、クールなイメージがあります。
前回セカンドのインターバルの長さを考えると、驚異的なリリースの早さでしたね。
セカンドからバンドの新たな方向性が決まり本格始動したディメ♪
なるほど~「サード」と「フレンドシップ」・・面白い発想ですね!
このアルバム以降のハイペースなリリースを考えると、もうエネルギーが弾けて収まりきらない状態だったのでしょうね!アイディアが次から次へ浮かんでくる・・
本当に凄い3人です(^^)
では、本年もよろしくお願い致します♪
「このアルバム以降のハイペースなリリースを考えると、もうエネルギーが弾けて収まりきらない状態だったのでしょうね!アイディアが次から次へ浮かんでくる・・
本当に凄い3人です(^^)」。
正に同感です。『サード』もエネルギッシュですが,このエネルギーを持続させるパワーが3人の中で充満しています。まだまだ満タンディメンション!
本年もよろしくお願い致します♪
こちらの"DIMENSION"、初めて聴いたのが神保さん客演のライブ作"13th"でして、その直後に(同じく)ライブ作"6th"を購入も、前後はコレクションまだまだってトコロです。
この"3rd"も未所有。いずれ聴いてみたいと思ってます。
CDコレクターのhiroaki0907sさんでもまだディメは手付かず状態なようで…。
でも多分きっと恐らく…私からの2011年の大預言。hiroaki0907sさんがディメンションの全ディスコグラフィを所有する日も近いかも?
ディメンションはリリース時期によってサウンド・カラーが七変化していきますので『ル・マン』とか『ファースト』から順番に聴いていくと楽しめます。『6th』『13th』でハマラなかったのでしたら『IMPRESSIONS』以降から聴いてみてくださいねっ。
本年もよろしくお願い致します♪