
「やっと出したな〜」な感じで我が家のリスニング・ルームへお迎えした,A,B,C,D,E,F,G,H,Iは9番目のアルファベットなタイトル『NINTH DIMENSION “I IS 9TH”』。
イエ〜イ! 『NINTH DIMENSION “I IS 9TH”』最高! 『EIGHTH DIMENSION』での“ゆるキャラ”にすっかり慣れてしまった管理人の耳に飛び込んできたDIMENSIONの新サウンド! あっ,忘れていた。9thは“円熟のクラッシュ・アンド・ビルド”期の第二弾であったのだ。
『NINTH DIMENSION “I IS 9TH”』が,ビシバシ来ている。8thのような明確なサウンド・コンセプトはない。強いて言えば「新しい物をギッシリ詰め込んでみました」かな? アルバムとして1枚全体をまとめようとは考えていない?
イントロ“ピコピコ”【LAZY DOG】での“ゾクゾクする新感覚”こそ「近未来フュージョンユニット」DIMENSIONリターンズ!
しかし大島こうすけのアレンジの成果か,通常営業に戻したはずが,もう以前のDIMENSIONには戻らない。戻れない。
管理人はフュージョンをベースに新陳代謝を繰り返す“DIMENSIONの新体制”が【LAZY DOG】で整ったと思っている。
しか〜し『NINTH DIMENSION “I IS 9TH”』が最高なのは“NEW”DIMENSION=中期DIMENSIONの特徴。そう。DIMENSIONにしか表現できない「ONLY ONE」な音の組み立てにある。
事実『NINTH DIMENSION “I IS 9TH”』には,中期DIMENSIONのレパートリーの宝庫である。

コアなDIMENSIONのファンとして,最高な期待値で迎え入れた『NINTH DIMENSION “I IS 9TH”』の絶頂感は期待以上の想像以上! 最高傑作とは言わない。ただ,いつ聴いても『NINTH DIMENSION “I IS 9TH”』での“NEW”DIMENSIONにときめきを感じてしまうだけ…。
01. Lazy Dog
02. Head Games
03. One and Three
04. I is 9th
05. Close to Your Heart
06. Jazz Cigarette
07. Don't You Worry
08. White of Blue
09. Brighter in Your Life
10. Yes or No?
(BMGルームス/BMG ROOMS 1997年発売/BMCR-7015)
コメント一覧 (4)
楽曲、演奏、ジャケも含めて、一番好きなのはこの「9th」なのでした♪
なので、これ以降は少しばかり、思い入れが減ってきたのも事実なのです。
上手く表現出来ないのですが、これを超えるアルバムを聴くのが怖かったです。
でもそこはディメ、色々な要素を取り入れ、これ以降もボク達を楽しませてくれました・・というか、それは現在も続いてますね!
Close to Your Heartのヒューマンな世界には何度感動させられた事か・・凄いバンドです。。
風の少年さんのベストは『9th』だったんでしたねっ。
そのお気持ち分かります。やっぱりディメは『9th』です。本文中に「最高傑作とは言わない」と書いてしまったので,もう取り消せないですが,本当は「最高傑作」と高らかに宣言しようか迷いに迷ったくらいに私も『9th』が好きです。
↑でも『10th』『KEY』『IF』そしてそれ以降も続々と名盤が誕生しているので,やっぱりディメンションの場合は“最高傑作は最新作”と答えると気が楽なものでして…。
【CLOSE TO YOUR HEART】は【IF】で割を喰ってしまって隠れてしまいましたが真に名曲ですよね。ライブで【CLOSE TO YOUR HEART】をもっと演ってほしいですよね~。マスヤ~ン。
【AND THEN I KNEW】? どうにも印象が薄かったのは『WE LIVE HERE』のせいでした。
おお、ビックリ&ドッキリのドンピシャリ。小野塚さんのバッキングはライル・メイズのパクりではなくリスペクトです。ディメンションもPMGが好きなのですね。失礼しました。
のぶひでさんの『WE LIVE HERE』評。分かりますよ~。
私も「どこかで聴いたことあるなぁ」と思ってから随分たってピンときました。『WE LIVE HERE』は後半しか聴かなくないですか?
PMGフリークの小野塚さんならライル・メイズの影武者にすぐにでもなれそうですよねっ。