
1stから7thまでの「近未来フュージョンユニット」期。8thから16thまでの“円熟のクラッシュ・アンド・ビルド”期。そしてカヴァー・アルバムの17thを経て18th以降,DIMENSIONは次なるステージへと飛び立った。「唯一無二!! ジャンルを超越した誰も真似出来ない音の万華鏡」への確立である。
『IMPRESSIONS』のモチーフは心象風景! トラック・タイトルにも「空」「海」「月」「雪」といったキーワードが散りばめられている。それをどう構築するかが,DIMENSIONの第三期=「音の万華鏡」期。
ジャケット写真の“合わせ鏡”が「音の万華鏡」期を表現してみせている。やりたいことをやりつくしての原点回帰。中期の個性に初期っぽさが浮かび上がる瞬間がある。簡単に言えば「バンド・アンサンブル」指向? ただし超ハイレベルのアンサンブル!
「音の万華鏡」期の特徴の一つに,ベーシスト=増崎孝司とベーシスト=小野塚晃のW新ベーシストの加入!?
『IMPRESSIONS』でベールを脱いだ新ベーシスト=増崎孝司。青木智仁永眠前にもかかわらず,バンド内W新ベーシストのデビューを決めたのは英断であった。

ただし無いものねだり? DIMENSIONでもう一作“スーパー・ベーシスト”青木智仁を聴いてみたかった!
この新ベーシストの参加が『IMPRESSIONS』へハプニングをもたらしている。打ち込みではなく生っぽい。大きな路線変更なしに新鮮な印象を与えることに成功している。
カッコよくて孤独感の似合うフュージョン。しかし実はナイスガイなフュージョン。それが『IMPRESSIONS』の真髄である。
01. IMPRESSIONS
02. Flyback
03. ENERGTIC
04. Circle Sky
05. The Sea Song
06. TIP TAP TOE
07. Predict The Future
08. Moon Avenue
09. Monologue
10. Snow Breath
(ザイン/ZAIN RECORDS 2005年発売/ZACL-9006)
(☆スリップ・ケース仕様)
(☆スリップ・ケース仕様)
コメント一覧 (2)
550円と言う価格には驚きです!
さて、感想はと言うと、全体的にディメサウンドの王道を行ってる感じで、安心して聴けました♪
これ以前の作品が、少し脇道にそれてる?または、違う路線を狙ってる感じがしたので、今回は本流に戻って来たかな〜という印象を受けました。
>やりたいことをやりつくしての原点回帰・・まさにその通りだと思います。
550円で原点回帰のディメサウンドを堪能できましたねっ。
「これ以前の作品が、少し脇道にそれてる?または、違う路線を狙ってる感じがしたので、今回は本流に戻って来たかな〜という印象を受けました」に同感です。
新しいような,懐かしいような。ねっ「唯一無二」でしょ?