ILLUSION-1 “ハイパー・サックス・プレイヤー本田雅人が“ジャズ・サックス・プレイヤー本田雅人となった奇跡の瞬間が『ILLUSION』に記録されている。

 管理人は本田雅人が大好きだ。ソニー・ロリンズジョン・コルトレーンキャノンボール・アダレイマイケル・ブレッカーらを抜きに,現役サックス・プレイヤーに限って言えば,デヴィッド・サンボーンケニー・ギャレットウェイン・シューター渡辺貞夫と肩を並べている。管理人は伊東たけしよりも(himebowさん,ごめんなさい),勝田一樹よりも(風の少年さん,ごめんなさい),小林香織よりも(のぶひでさん,ごめんなさい),あぁ,矢野沙織を別にすれば本田雅人が大好きなのだ〜。

 管理人がここまで本田雅人を押すようになった第一原因が『ILLUSION』の存在にある。『ILLUSION』にメロメロに魂を抜かれてしまったのだった。

 管理人は本田雅人T−スクェアNEW−S』で初めて知った。誰が言ったか「メガリス・ショック」。管理人にド・ストライクだった「メガリス・ショック」。(影響を受けやすい性格なもので)マジで「メガリス・ショック」を受けた口。
 しか〜し『ILLUSION』を聴いた時の衝撃は「メガリス・ショック」以上! もう大興奮でてんやわんや! 本田雅人の「フュージョンを越え,ジャズを越えた」“ハイパー・サックス”が“世界一”であった。
 『ILLUSION』の本田雅人キース・ジャレットに,パット・メセニーに紹介したい。是非共演してほしい。狂気に正気でそう願ったものだ。読者の皆さんにも管理人の大興奮が伝わりますか?

 いかんいかん。『ILLUSION』について語り出すといつも饒舌で止まらなくなってしまう。こんな時はアドリブログ得意のショート・カット編。マジで好きなアルバムであればあるほど分量が少なくなってしまう〜。

ILLUSION-2 『ILLUSION』の聴き所は,ハッキリ言って,王道のジャズ・サックスではなく“ジャズっぽい”本田節とポンタ・ボックスとのインタープレイであろう。

 “手に汗握る”ハイパー・レベルなインタープレイの大連続なのに,4人が完全に“余裕で”演奏している。スタジオの空気を支配しているは「COOLな臨場感」である。こんなに柔軟な音楽は「本田雅人・最初にして最後の」白眉の出来だと思う。く〜っ。

 『ILLUSION批評の続きは,ウィスキーを飲みながら,にいたします。悦に入ってきま〜す。

  01. Little Finger
  02. Trilha Alegre Do Tio
  03. Stratos
  04. In My Heart
  05. Illusion
  06. Last Clear Stream
  07. Jiao!!!
  08. Pork Dance
  09. みんなSwing
  10. Turning Of The Dream

(ビクター/JVC 2000年発売/VICJ-60553)
(デジパック仕様)

人気ブログランキング − 音楽(ジャズ)