「小沼ようすけ 九州 LIVE TRIP (九州ソロ・ツアー)」! LIVEレポート2日目の今夜はステージング編です。

 年の瀬の深夜23時。そこには大好きなギターを「まだまだ弾き飽きない」小沼ようすけがいた。セットリストは決まっている。テーマを順に弾き始める。しかし全ては「フィンガー・ピッキング・スタイル」の両手弾きだから弾ける「アドリブ・ショー」であった。

 モチーフはきっと,今日のライブ前に入ってきたという「糸島の海」。いいポイントで,メローな波に乗って,きれいな夕陽を見て,自然と沸き上がった“ギター・フレージングの大波”である。
 加えて,夜には「福岡BRICK」。小沼ようすけは「BRICKの夜」にきっと何かを感じていた。ステージと客席の一体感を感じるソロ・ギターライブ。管理人ともバイブレーションする瞬間を覚えた,本当に素晴らしいライブだった。

 小沼ようすけが自身の音楽について次のように語っていた。
 「SONYからデビューしてからの5年間は,向こうのカッコイイ音楽のピースをずらしたりハメたりする,あるものを組み合わせて音楽を作るやり方をずっとやっていて。そういう自分が途中で嫌になっちゃって」。
 「それがあるから今のやり方ができるんですけど。自分の表現を見つけるために奏法を変えてみたり。ベーシックなジャズとかR&Bとか根にあるんですが,今は自分のやりたいことへと思いっ切り向かっている途中」。
 苦悩の激白。しかし,あっさりと爽やかに笑顔でサラッと。

 「2月から3ヵ月ほど旅をする。電気のない世界。自家発電でラジオもないし。そういう所で暮らす人たちの小さい所で感じる幸せが今凄く必要だと勝手に思っていて」。
 「サーフィンに出会ったということは,それを音楽で表現しなければいけないという特別な使命感に駆られていて,そこに行っちゃおうと思って」。
 「帰ってきて自分の作品を出して,しっかりと音で伝えることができたら,その時にジャズのアルバムを作りたい。完全にジャズのアルバムが出来た時が“僕の完成形”」。
 「全然自分のやっていることに納得できていないんですよ。本当に。成長したものを向こうに持って行って膨らませて。絶対いいもの作って帰ってきますから」。
 希望の激白。やはり,あっさりと爽やかに笑顔でサラッと。

 うん。うん。旅の目的地はスリランカ,ベトナム,オーストラリア,パプア・ニューギニア。つまりはシンプルな生活ができるアジアとのこと。いい方向に行く確信はないが,行った方がいいとのこと。ソロって限界がないから,もっと行ける気がしてどこでOK出すかが難しいとのこと。テイク4回以上録るのは?とのこと。

 上記は,管理人が(小沼くんのもとへと近づくファンとの写真撮影をお手伝いしながら)終演後に手に入れた独占情報です。別にマル秘ではないので読者の皆さんにだけこっそりとお教えしちゃいます。っていうかお友達にも話してください。宣伝しましょ。

 そうしてカメラマン役が終わり,お待ちかね,管理人5分間の「小沼ようすけ独占タイム!」。CD3枚へのサインをもらいながら“ジャズ・ギター談義”が花盛り! 多分に小沼くんのプライベートな情報を含んでいますので,何を話したかは管理人と小沼くん2人だけのヒ・ミ・ツです。

 そんな小沼ようすけの「愛情たっぷりのサイン」がこちらです。

小沼ようすけ サイン-1小沼ようすけ サイン-2

小沼ようすけ サイン-3

 あっ,ギター小僧の小沼ようすけ・ファンだけに1つだけプレゼント。小沼ようすけギター弦は「ラベラ」です。でも冬になって湿度が変わったのか,オクターブ・ピッチが合い辛くなったので「プロアルテ」も使用しているそうですよっ。

 さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ後半のセットリストを報告しておきます。

1stと2ndの間の休憩中に福岡の女性ミュージシャン=存じませんがコボ?さん(VO)&マイさん(KEY)によるステージ
08.FROM A DISTANCE
09.THANK YOU

小沼ようすけとコボさん&マイさんによるトリオでのステージ
10.( 不明。ゴスペル・ナンバー? 

小沼ようすけとコボさんによるデュオでのステージ
11.LOVIN’ YOU

2ndセット:
12.即興演奏1〜プロ・スノーボーダー「平岡暁史」の映像に合わせたコラボ
13.即興演奏2〜プロ・サーファー「吉川共久」の映像に合わせたコラボ
14.CHANGE THE WORLD
15.HUMAN NATURE

アンコール:
16.OLEO
17.CHIARAMONTI