INTERPLAY NOW-1 管理人は「GON MIZUHASHI」は知っていたが「水橋孝」は知らなかった。

 管理人が「水橋孝」を知ったのは『INTERPLAY NOW』(以下『インタープレイ・ナウ』)であった。『インタープレイ・ナウ』で初めて聴いた「水橋孝」は「GON MIZUHASHI」その人であった。

 そう。世界の「GON MIZUHASHI」=世界の「水橋孝」! 水橋孝は「ミスター・ベース」=ロン・カーターが「GON MIZUHASHI」を「世界中で一番自分の音楽を持つベーシスト」と称した通りの“世界指折りのベーシスト”に違いない。

 管理人がここまで興奮するのには訳がある。
 実は『インタープレイ・ナウ』を購入したのは「水橋孝」目当てではなく「GON MIZUHASHI」目当てでもなく,ピアノデュオ目当て! 『インタープレイ・ナウ』の主役は今田勝山本剛! そうなるはずであった。
 …が,そうはならなかったのだ! 驚愕の真実=『インタープレイ・ナウ』の主役は水橋孝ジャズベース

 世評で流れる『インタープレイ・ナウ』評=「水橋孝今田勝山本剛をつなぐ」は誤りである。『インタープレイ・ナウ』の真実は「水橋孝今田勝山本剛を従える」なのである。

INTERPLAY NOW-2 『インタープレイ・ナウ』の聴き所は水橋孝アドリブである。2人の“大御所”ピアニストを脇に追いやり?水橋孝メロディ・ラインを創造する。重厚なベースであるが“よく歌う”のである。

 『インタープレイ・ナウ』に,水橋孝の音楽的な才能=絶妙なバランス感覚が色濃い。正確なバッキングでベーシストとしての本分を果たしつつ,アドリブで“GON”を表現する!

 世界中で引っ張りだこなセッションベーシスト=「GON MIZUHASHI」は素晴らしい。コンボ・リーダーにしてソロベーシスト=「水橋孝」も素晴らしい。

  01. ON GEEEN DOLPHIN STREET
  02. MY FUNNY VALENTINE
  03. IF I WERE A BELL
  04. I WILL WAIT FOR YOU
  05. EXACTLY LIKE YOU
  06. DJANGO

(カーニバル/CARNIVAL 1981年発売/BVCJ-37580)
(ライナーノーツ/悠雅彦)
(紙ジャケット仕様)

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