HERE COMES THE HURRICANE BASSMAN-1 「ナルチョベースを独学で習ったんだろうなぁ。ジャコパスのコピーとかは演らなかったんだろうなぁ」。
 これがナルチョベストCD=『HERE COMES THE HURRICANE BASSMAN』を聴き終わった印象であった。それ位にナルチョベースが放つ“独特の世界観”に圧倒されたことを覚えている。

 「清く正しく美しい」カシオペアを“歪み&爆音”ベースでぶっ壊し,野呂一生に“ナルチョ・シフト”を敷かせたベース・ヒーロー=鳴瀬喜博。しかし「カシオペア鳴瀬喜博」はまだまだ甘い! カシオペアにおけるナルチョは“あれでも”随分バンド・メンバーに遠慮しているんだろうなぁ。

 そう。「ソロベーシスト鳴瀬喜博」と来たら“歪み&爆音”ベースの再臨界=コントロール不能状態。もはやいけるとこまでどこまででも突っ走る〜。

HERE COMES THE HURRICANE BASSMAN-2 ナルチョの“疾走”に,ジャズベースのセオリー&フュージョンベースのセオリーは見当たらない。超絶チョッパーベース・テクを武器として,ひたすら“急所”を狙ってくる。

 『HERE COMES THE HURRICANE BASSMAN』での再臨界したベース・ラインは相当腰にきます。

  01. EXTRAORDINARY
  02. (LET’S TAKE THE) SHORT CUT, BABY
  03. A THING ABOUT CITIES
  04. TALK TO MYSELF
  05. CPT.CHAOS &
  06. HURRICANE BASSMAN
  07. FUNKY SENORITA
  08. UNFINISHED BUSINESS
  09. WE BOTH SHOULD KNOW BETTER
  10. TIGER RHYTHM
  11. HOW'S YOUR MAMMY?
  12. DAY-O BANANA BOAT
  13. BOOGIE ON BOOHYEE
  14. KING SIZE SLIM
  15. WALK, DON'T RUN -KEEP ON COOL-
  16. PINK PUNK FUNK

(徳間ジャパン/TOKUMA JAPAN 2000年発売/TKCA-72013)
(サンプル盤)

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