
ジャズ仲間と会う。「セラビーの最近のお奨めは?」となる。「スガダイロー」と答える。「スガダイローって誰?」。
はて「スガダイローって誰?」。う〜ん。スガダイローとは日本人ジャズ・ピアニスト。「渋さ知らズ」のジャズ・ピアニスト。フリー・ジャズ・ピアニスト。
そう。そんなことを聞かれているのでないことは分かっている。でもどうしても的確な言葉が見当たらなくてジャズ批評の“禁じ手”=「聴いてみれば分かるさ」と言い放つ。悶々。
あれから4年。“『坂本龍馬の拳銃 −須賀大郎短編集−(上)』批評な夜”をついに迎えてしまった。
管理人の結論。『坂本龍馬の拳銃 −須賀大郎短編集−(上)』批評。
ゴメンナサイ。いつもの“一刀両断&百人斬り”はできません。その最大要因こそ「前例なし」。完璧なるオリジナル。スガダイローはジャズ界に突如出現した「突然変異」なのです。
フリー・ジャズ・ピアニストなのですから,無論,基本はチリバツ。フリーだけだはなくバップも演っているしストライドも登場する。それらが目まぐるしく現われては消え去っていく様の狂気と静寂のジキルとハイド。
フリーなのにハラハラドキドキなのに絶対に破綻しないという確信を持って聴き入ってしまう。実に素晴らしい。
管理人なんかは『坂本龍馬の拳銃 −須賀大郎短編集−(上)』を聴いている途中で1人興奮しまくり『坂本龍馬の拳銃 −須賀大郎短編集−(上)』を聴き終えて1人大絶叫。
うぉー! ついに来た〜! ブラッド・メルドーの次はスガダイローなのである!?

管理人は『坂本龍馬の拳銃 −須賀大郎短編集−(上)』と『黒船・ビギニング −須賀大郎短編集−(下)』でマジックを仕掛けられてしまったようである。まだタネは見破っていない。
→ やっぱり「聴いてみれば分かるさ」と言い放つ。悶々。
PS あるジャズ仲間に『坂本龍馬の拳銃 −須賀大郎短編集−(上)』と『黒船・ビギニング −須賀大郎短編集−(下)』を紹介したところ「本じゃなくてCDを紹介してよ」と言われてしまいました。
01. Speak Low
02. S&W Model 2 of the Far East
03. Lights & Shades
04. The Soldier Is
05. Hi-Fly
06. Skylark
07. Junction
08. Children's Song No.2
09. How To Put The Standard Songs Into Your Brain
10. Cherokee
11. Soldiers After The Dream
12. Better Git It In Your Soul
(COOL FOOL/COOL FOOL 2009発売/CLFL-0001)
(ライナーノーツ/スガダイロー)
(デジパック仕様)
(ライナーノーツ/スガダイロー)
(デジパック仕様)