行ってきました! 6/26「福岡シンフォニーホール」の『チック・コリア & ゲイリー・バートン HOT HOUSE ジャパン・ツアー WITH ハーレム・ストリングス・カルテット』!
「グラミー賞27冠,奇跡の競演!」のキャッチコピー通りの,大物2人でないと成立できない,いいや,単なる大物2人ではなく,チック・コリアとゲイリー・バートンでないと成立しない“世界一のデュエット”であった。本当に「奇跡の競演」を目撃したのだと思う。
3Fまで超満員でソールドアウトだったチック・コリア & ゲイリー・バートンの福岡公演。今回の座席は1階2列16番(こちらも奇跡的な良席!)ゆえに,純粋のジャズ・ピアニストとしてのチック・コリアの指使いと足使いの神業バッチリ。ちょいと斜め右にゲイリー・バートンも丸見えときている。
至近距離だから分かった「奇跡の競演」の秘密のスパイス。それは一言で言えば「ユニゾンしていないのにユニゾンして聴こえることろ」だと思う。
チック・コリアとゲイリー・バートンはアイコンタクトをほとんど取っていなかった。つまりは互いの空気&雰囲気を察する耳だけを用いたコミュニケーション。
「完璧に合っている」。いいや,別々のフレーズを弾いているのだから「合ってしまう」と述べるべきだろう。どんな音を鳴らしても自然と「完璧に合ってしまう」ハイ・レベル。
チック・コリアかゲイリー・バートンがメロディーを奏でている間のバッキングが素晴らしい。カウンター・フレーズではない。バッキングだけでもイケテしまう。“主張するのに主張しすぎない”結果としてのユニゾンのようなのだ。これには本当に驚いた。
…というのもチック・コリアと上原ひろみとのデュエットは,ゲイリー・バートンとは真逆であって,鍵盤を見ずに互いの顔を見ているだけだったもので…。
あっ,その分,上原ひろみの代わりに管理人がチック・コリアと見つめ合ってしまいました。チック・コリアのMC中,何度も目が合いましたよ。理由は英語のMCが本当は分からないのに分かったふりをしていたからで〜す?
さて,まずは恒例のメンバー紹介から…
★ チック・コリア : Piano
★ ゲイリー・バートン : Vibraphone
☆ イルマー・ガビラン : Violin
☆ メリッサ・ホワイト : Violin
☆ フアン・ミゲル・ヘルナンデス : Viola
☆ ポール・ウィアンコ : Cello
☆ ゲイル・モラン : Vocal
上記,メンバー表を見ていただいてお分かりのように,今回の17年振りとなるチック・コリア & ゲイリー・バートンのジャパン・ツアーは変則2部編成。それでチック・コリア & ゲイリー・バートンのデュエットは1部の5曲を聴けたのみ。
通常の管理人の反応なら,本当はもっとチック・コリア & ゲイリー・バートンのデュエットをもっと見たかった〜,となるのであろうが,今回のジャパン・ツアーはハーレム・ストリングス・カルテットを客演に招いた2部構成。これが最高に良かった。なんなら全編ハーレム・ストリングス・カルテットとの共演でも良かった。それぐらい最高に良かった。
会場が音響の良さで知られるクラシック・ホールの「福岡シンフォニーホール」だったせいなのかもしれないが,室内楽の雰囲気で聴く“ジャズ・ピアニスト”チック・コリアが“マルチな音楽家”していた。
ストリングスの指揮もこなし,クラシック調のピアノを弾き「VERY SPECIAL SPECIAL」アンコールでのゲイル・モランの歌伴もこなす。そして何よりゲイリー・バートンを引き立てる〜。
そう。ゲイリー・バートンもキース・ジャレットや小曽根真と組んで大成功を収めてはいるが“マルチな音楽家”チック・コリアこそがゲイリー・バートンの最高のパートナー。
だってチック・コリアの妻でもあるゲイル・モランが「私はチックと婚約して42年なのにゲイリーとは43年も共演してるのよ」と愚痴ってしまうほど,パートナー“公認の間柄”なのですから…。
さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ前半のセットリストを報告しておきます。
「グラミー賞27冠,奇跡の競演!」のキャッチコピー通りの,大物2人でないと成立できない,いいや,単なる大物2人ではなく,チック・コリアとゲイリー・バートンでないと成立しない“世界一のデュエット”であった。本当に「奇跡の競演」を目撃したのだと思う。
3Fまで超満員でソールドアウトだったチック・コリア & ゲイリー・バートンの福岡公演。今回の座席は1階2列16番(こちらも奇跡的な良席!)ゆえに,純粋のジャズ・ピアニストとしてのチック・コリアの指使いと足使いの神業バッチリ。ちょいと斜め右にゲイリー・バートンも丸見えときている。
至近距離だから分かった「奇跡の競演」の秘密のスパイス。それは一言で言えば「ユニゾンしていないのにユニゾンして聴こえることろ」だと思う。
チック・コリアとゲイリー・バートンはアイコンタクトをほとんど取っていなかった。つまりは互いの空気&雰囲気を察する耳だけを用いたコミュニケーション。
「完璧に合っている」。いいや,別々のフレーズを弾いているのだから「合ってしまう」と述べるべきだろう。どんな音を鳴らしても自然と「完璧に合ってしまう」ハイ・レベル。
チック・コリアかゲイリー・バートンがメロディーを奏でている間のバッキングが素晴らしい。カウンター・フレーズではない。バッキングだけでもイケテしまう。“主張するのに主張しすぎない”結果としてのユニゾンのようなのだ。これには本当に驚いた。
…というのもチック・コリアと上原ひろみとのデュエットは,ゲイリー・バートンとは真逆であって,鍵盤を見ずに互いの顔を見ているだけだったもので…。
あっ,その分,上原ひろみの代わりに管理人がチック・コリアと見つめ合ってしまいました。チック・コリアのMC中,何度も目が合いましたよ。理由は英語のMCが本当は分からないのに分かったふりをしていたからで〜す?
さて,まずは恒例のメンバー紹介から…
★ チック・コリア : Piano
★ ゲイリー・バートン : Vibraphone
☆ イルマー・ガビラン : Violin
☆ メリッサ・ホワイト : Violin
☆ フアン・ミゲル・ヘルナンデス : Viola
☆ ポール・ウィアンコ : Cello
☆ ゲイル・モラン : Vocal
上記,メンバー表を見ていただいてお分かりのように,今回の17年振りとなるチック・コリア & ゲイリー・バートンのジャパン・ツアーは変則2部編成。それでチック・コリア & ゲイリー・バートンのデュエットは1部の5曲を聴けたのみ。
通常の管理人の反応なら,本当はもっとチック・コリア & ゲイリー・バートンのデュエットをもっと見たかった〜,となるのであろうが,今回のジャパン・ツアーはハーレム・ストリングス・カルテットを客演に招いた2部構成。これが最高に良かった。なんなら全編ハーレム・ストリングス・カルテットとの共演でも良かった。それぐらい最高に良かった。
会場が音響の良さで知られるクラシック・ホールの「福岡シンフォニーホール」だったせいなのかもしれないが,室内楽の雰囲気で聴く“ジャズ・ピアニスト”チック・コリアが“マルチな音楽家”していた。
ストリングスの指揮もこなし,クラシック調のピアノを弾き「VERY SPECIAL SPECIAL」アンコールでのゲイル・モランの歌伴もこなす。そして何よりゲイリー・バートンを引き立てる〜。
そう。ゲイリー・バートンもキース・ジャレットや小曽根真と組んで大成功を収めてはいるが“マルチな音楽家”チック・コリアこそがゲイリー・バートンの最高のパートナー。
だってチック・コリアの妻でもあるゲイル・モランが「私はチックと婚約して42年なのにゲイリーとは43年も共演してるのよ」と愚痴ってしまうほど,パートナー“公認の間柄”なのですから…。
さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ前半のセットリストを報告しておきます。
1stセット:
01.LOVE CASTLE
02.CRYSTAL SILENCE
03.HOT HOUSE
04.ELEANOR RIGBY
05.CHEGA DE SAUDADE
01.LOVE CASTLE
02.CRYSTAL SILENCE
03.HOT HOUSE
04.ELEANOR RIGBY
05.CHEGA DE SAUDADE