
これは山中千尋の5曲入り「ミニ・アルバム?」=『STILL WORKING』(以下『スティル・ワーキング』)のCD帯のコピーである。実に的確なコピーだと思う。
やれミニ・アルバムはダメだ。やれアルバムにコンセプトがないのはダメだ。やれ没テイクを世に問うてはダメだ…。管理人の周りでは『スティル・ワーキング』については否定的な意見をよく耳にする。
管理人も山中千尋のユニバーサルの売り出し方にはいちもつ意見を持っている。特にAKB商法のパクリであるジャケット違いの4種類同時発売などエゲツない。即刻やめてほしい。
しかし,今回の『スティル・ワーキング』の発売についてはユニバーサルを支持する。理由は上記の名コピーと同じだからである。『興奮が,とまらない。あの感動は,終わらない』なのだ。
血迷ってはならない。『スティル・ワーキング』は『レミニセンス』の「ジャケット違いの中身は同じ」ではないのだ。
山中千尋の新録音が聴ける。それも山中千尋のオルガンとローズの演奏が聴ける。これこそ「諸手を挙げての大歓迎」が筋ではなかろうかっ! エセ・山中千尋・ファンは黙ってろっ!
( まっ,ここまで鼻息荒い大傑作ではないのだけれど… )。
本当に本当で『スティル・ワーキング』を『レミニセンス』に収録したらどうなるか? こうなれば“共倒れ”必至だったことだろう。
収録トラックの個性別に編集し『レミニセンス』と『スティル・ワーキング』を別々にパッケージする。これぞ最善の選択である。これぞ古くから存在する「名盤への公式」なのである。
ブルーノートの名盤も,マイルス・デイビスの名盤も,現代でだって,あのパット・メセニーやブラッド・メルドーだってそうである。ちーたんがそうやったからって何なんだっ!

久々に電化ちーたんの“毒霧”にやられてしまった『スティル・ワーキング』は,最高レベルに「美形」なジャケット写真の暗示だろうか? 「美しい花にはトゲがある」!
01. Friday Night At The Cadillac Club
02. When Lights Are Low
03. The Island
04. Prelude
05. Rain, Rain And Rain (Alternate Version)
(ヴァーヴ/VERVE 2012年発売/UCCJ-2096)
(☆SHM−CD仕様)
(☆SHM−CD仕様)
コメント