その昔,JIMSAKU時代のカシオペアに,ミュージック・カセット限定発売『AIR SKIP“ON THE AMERICAN FM WAVE”』(以下『エアー・スキップ』)なる企画盤があった。
『エアー・スキップ』がプレミアムだった。下手すると『MINT JAMS』以上に聴きまくったかもしれない。とにかくカッコイイ。
実在の某女性DJのナレーションが,曲とクロスし絶妙にリズムと重なっていく。特にA面ラストの【朝焼け】でのラストなんかはドンピシャリであった。
もう一つ。『エアー・スキップ』にはCD音源化されていない【アイズ・オブ・ザ・マインド】と【スペース・ロード】の未発表ライブ音源が入っていた。
【アイズ・オブ・ザ・マインド】は向谷実のキーボードの音色が好みではなかったが【スペース・ロード】に関してはカシオペアの全部の【スペース・ロード】の中で,あのテイクが一番だと信じている。野呂一生の“2番のギター・ソロ”の,あのワクワク感とゾクゾク感こそがカシオペアなのだ。
おお〜っと,この記事は「ザ・スクェア×T−スクェア」名義の企画盤『DOLPHIN THROUGH』批評なのに,カシオペアと『エアー・スキップ』について熱く語ってしまった。
でもしょうがない! 『DOLPHIN THROUGH』について書こうと思えば『エアー・スキップ』に触れないわけにはいかない! だって『DOLPHIN THROUGH』はスクェア版の『エアー・スキップ』なのだから…。
そう。『DOLPHIN THROUGH』は,スクェア版のDJスペシャル・コンピレーション! ハワイのFMラジオ局で流れそうな,スクェア&メンバーのソロ・アルバムから,夏,サーフィン,ドライブという3つのキーワードで選ばれた12曲に,書き下ろしの新曲がボーナス・トラックが3曲エンディングで流れる。プレミアム。
やはり自分の好きな曲がラジオでオンエアされるのは喜びである。オンエアされた曲をCDで持っている。家のオーディオ・システムで聴く方が曲としては楽しめる。でもでも…。音が悪くてもフルコーラス流れなくても「ラジオから好きな曲が流れ出す喜び」は格別だ! 別格だ!
『DOLPHIN THROUGH』を聴いていると,そんな疑似体験ができてしまう。次にどの曲が流れてくるか分かっていてもドキドキする。DJの軽妙な曲紹介と予想外のフェードインとフェードアウトが『DOLPHIN THROUGH』の最大の聴き所なのである。
自分なら選曲しなかったであろう【CALERA】【LABYRINTH OF LOVE】【LEAVE ME ALONE】が“愛おしく”感じられる。他人の選曲した「オンエア・リスト」は,その人の頭の中を覗いているようで楽しくなってくる。
いいや,覗くと来れば,本当に懐かしい「鈴木英人」のイラストが,その昔の「FMステーション」を読んでいるような気分になってくる。楽しい。
2015年のスクェアは,いつもは春先に発売される新作のリリース情報が4月になるまで出て来なかった。2015年は『DOLPHIN THROUGH』で“お茶を濁して終わり”かと思っていた。そんな経緯もあって『DOLPHIN THROUGH』に,そこまで期待してはいなかった。
だが,完全にツボを突かれた。魂を鷲掴みされた。『PARADISE』の発売前に『DOLPHIN THROUGH』で『PARADISE』を迎えた気分である。ヤッター!
ただし『DOLPHIN THROUGH』には【アイズ・オブ・ザ・マインド】と【スペース・ロード】のようなプレミアムな音源=新曲はありませんでした。新曲で一番良かったのは(新曲ではない)安藤正容作の“ジングル”!?
PS 残念ながら手放してしまった“お宝”『エアー・スキップ』。いつか必ず取り戻します!
Solid Sky, Surf Break Side
01. Hawaiian Breeze (Jingle)
02. OMENS OF LOVE
03. COPACABANA
04. BOUNDLESS SKY
05. CALERA
06. FACES
07. PICK UP THE PIECES
Romance, at Twilight Beach
08. Honolulu Dreamin' (Jingle)
09. LABYRINTH OF LOVE
10. Go For It
11. HAYABUSA -THE GREAT JOURNEY(KISEKI NO
SEIKAN)-
12. Mr. MOON
13. The Bird Of Wonder
14. LEAVE ME ALONE
15. First Impression
16. Surfin' On The Sky
17. A Wondrous Story
『エアー・スキップ』がプレミアムだった。下手すると『MINT JAMS』以上に聴きまくったかもしれない。とにかくカッコイイ。
実在の某女性DJのナレーションが,曲とクロスし絶妙にリズムと重なっていく。特にA面ラストの【朝焼け】でのラストなんかはドンピシャリであった。
もう一つ。『エアー・スキップ』にはCD音源化されていない【アイズ・オブ・ザ・マインド】と【スペース・ロード】の未発表ライブ音源が入っていた。
【アイズ・オブ・ザ・マインド】は向谷実のキーボードの音色が好みではなかったが【スペース・ロード】に関してはカシオペアの全部の【スペース・ロード】の中で,あのテイクが一番だと信じている。野呂一生の“2番のギター・ソロ”の,あのワクワク感とゾクゾク感こそがカシオペアなのだ。
おお〜っと,この記事は「ザ・スクェア×T−スクェア」名義の企画盤『DOLPHIN THROUGH』批評なのに,カシオペアと『エアー・スキップ』について熱く語ってしまった。
でもしょうがない! 『DOLPHIN THROUGH』について書こうと思えば『エアー・スキップ』に触れないわけにはいかない! だって『DOLPHIN THROUGH』はスクェア版の『エアー・スキップ』なのだから…。
そう。『DOLPHIN THROUGH』は,スクェア版のDJスペシャル・コンピレーション! ハワイのFMラジオ局で流れそうな,スクェア&メンバーのソロ・アルバムから,夏,サーフィン,ドライブという3つのキーワードで選ばれた12曲に,書き下ろしの新曲がボーナス・トラックが3曲エンディングで流れる。プレミアム。
やはり自分の好きな曲がラジオでオンエアされるのは喜びである。オンエアされた曲をCDで持っている。家のオーディオ・システムで聴く方が曲としては楽しめる。でもでも…。音が悪くてもフルコーラス流れなくても「ラジオから好きな曲が流れ出す喜び」は格別だ! 別格だ!
『DOLPHIN THROUGH』を聴いていると,そんな疑似体験ができてしまう。次にどの曲が流れてくるか分かっていてもドキドキする。DJの軽妙な曲紹介と予想外のフェードインとフェードアウトが『DOLPHIN THROUGH』の最大の聴き所なのである。
自分なら選曲しなかったであろう【CALERA】【LABYRINTH OF LOVE】【LEAVE ME ALONE】が“愛おしく”感じられる。他人の選曲した「オンエア・リスト」は,その人の頭の中を覗いているようで楽しくなってくる。
いいや,覗くと来れば,本当に懐かしい「鈴木英人」のイラストが,その昔の「FMステーション」を読んでいるような気分になってくる。楽しい。
2015年のスクェアは,いつもは春先に発売される新作のリリース情報が4月になるまで出て来なかった。2015年は『DOLPHIN THROUGH』で“お茶を濁して終わり”かと思っていた。そんな経緯もあって『DOLPHIN THROUGH』に,そこまで期待してはいなかった。
だが,完全にツボを突かれた。魂を鷲掴みされた。『PARADISE』の発売前に『DOLPHIN THROUGH』で『PARADISE』を迎えた気分である。ヤッター!
ただし『DOLPHIN THROUGH』には【アイズ・オブ・ザ・マインド】と【スペース・ロード】のようなプレミアムな音源=新曲はありませんでした。新曲で一番良かったのは(新曲ではない)安藤正容作の“ジングル”!?
PS 残念ながら手放してしまった“お宝”『エアー・スキップ』。いつか必ず取り戻します!
Solid Sky, Surf Break Side
01. Hawaiian Breeze (Jingle)
02. OMENS OF LOVE
03. COPACABANA
04. BOUNDLESS SKY
05. CALERA
06. FACES
07. PICK UP THE PIECES
Romance, at Twilight Beach
08. Honolulu Dreamin' (Jingle)
09. LABYRINTH OF LOVE
10. Go For It
11. HAYABUSA -THE GREAT JOURNEY(KISEKI NO
SEIKAN)-
12. Mr. MOON
13. The Bird Of Wonder
14. LEAVE ME ALONE
15. First Impression
16. Surfin' On The Sky
17. A Wondrous Story
(ヴィレッジ/VILLAGE 2015年発売/VRCL-10124)
(☆SACDハイブリッド盤仕様)
(ライナーノーツ/柴田大輔)
★音匠仕様レーベルコート
(☆SACDハイブリッド盤仕様)
(ライナーノーツ/柴田大輔)
★音匠仕様レーベルコート
コメント一覧 (4)
平日にもかかわらず豊洲pitへ初遠征してきました!
感想は、年末チキンジョージのTHEとT-SQUARE5days併せた感じ…
最近ライブと同じ曲ばかりやなぁ
と少し物足りなさを感じていたら
安藤さんのsurfing…が物凄い爆音‼️
和泉さんのWondrous… 会場拍手喝采
河野さんFirst …を伊東さんのEWI1000での演奏など
dolphinからの生演奏
大満足しました!
会社2日間休みにしても悔いなし!
なんだかんだいってもライブは、T-SQUAREです!
7月のparadise ツアーまで長すぎる〜(*^_^*)
僕のツボは、first imp.の伊東EWI1000版再演でした。やっぱり、誰が何と言ってもTKがEWIのオーソリティーです。何のブレもない。歌い方が深い。
TKは、あの音色に命を懸けているのだ!!
安藤さんの新曲、最近のポップスの技法なのかな。そういう意味で、常に時代を見ているなと。和泉さんの曲、メロを覚えられない・・・ それも時流なのかしら?
「誰が何と言ってもTKがEWIのオーソリティーです。何のブレもない。歌い方が深い」に激しく同意いたします。
実は『DOLPHIN THROUGH』を聴いていて感じたことがあったのですが,それは【FACES】における伊東たけしのEWIが,オリジナルの本田雅人以上にハマッテ聴こえたんです。
『虹曲』を聴いていた時には感じられなかった,DJのカッチョイイ曲紹介とアルバム全編が夏サウンドから来る感覚なのでしょうけど,伊東たけしのEWIの個性を強く感じてしまったのでした。
私もEWIをやるなら伊東派に入門しようと思います。今,歯医者の先生と相談中です。
凄い! お仕事2日もお休みして豊洲pitで「THE×T」でしたか!
遠征先で聞くT−SQUAREは格別ですよね〜! 私など「ライブに物足りなさを感じる」こともなくCDだけを聴く毎日でして。「年末チキンジョージのTHEとT-SQUARE5days併せた感じ…」と感じられる,774権兵衛さんが羨ましいではなく「羨望の的」であったりします。
豊洲のライブは日程的に初めから無理なので,悔しくなるので考えないことにしていたのですが…。
「安藤さんのsurfing…が物凄い爆音‼️
和泉さんのWondrous… 会場拍手喝采
河野さんFirst …を伊東さんのEWI1000での演奏などdolphinからの生演奏」と聞かされては,スクェア・ファンの虫がうずくってもんです。
7月のparadise ツアーで私も発散します。できればどこかで終演後のオフ会とかができればうれしいです。
私は長崎と福岡へ行きますが,合流などできますでしょうか?