行ってきました! 7/29「電気ビルみらいホール」の「CASIOPEA 3rd “A・SO・BO TOUR 2015”」!
カシオペア復活後,福岡では初開催となる「夏ツアー」。
神保彰がMCで“ピッカピカ”と語った「電気ビルみらいホール」に野呂一生の渾身の「波の音」でお出迎えされ,最後のアンコール曲【ASAYAKE】でお見送りされた「上げ膳据え膳」の最高の“お・も・て・な・し”ライブ。
いや〜,本当にいいライブだった。本当に熱いライブだった。本当に爽やかなサウンドだった。カシオペア・サードは「冬のライブ・バンド」ではなく「夏のライブ・バンド」だった。
昨日の福岡公演が「A・SO・BO TOUR 2015」の初日。同じ初日だった,昨年末の“お通夜ライブ”とは比較にならない安定したパフォーマンス。和気あいあいとした雰囲気で,余裕しゃくしゃくな超絶技巧とバンド・アンサンブルが響き渡っていた。
これまで「アドリブログ」を通じて,読者の皆さんに呼びかけたことは1度もなかったが,今回の「CASIOPEA 3rd “A・SO・BO TOUR 2015”」についてだけは,実際に会場で「見て・参加して・体感してほしい」と奨めずにはいられない。
(おせっかいでも)いいものはいいのだ。たとえ嫌われようともお奨めせねば。そんな“心から湧き上がる衝動”を感じずにはいられなかった。
ズバリ,全世界のカシオペア・サード・ファンに告ぐ! 「CASIOPEA 3rd “A・SO・BO TOUR 2015”」は絶対に見ておくべし! どんなに忙しかろうと,どんなに旅費がかかろうと,そんなの関係ない!
ズバリ,往年のカシオペア・ファンが熱狂していた「あの頃の」野呂一生が帰ってきた! 野呂一生の再生の瞬間を見逃してはならない!
まぁ,本当に語らねばならないライブのハイライトとは,H18(中央ブロックの右通路側)の座席を選んで大正解のナルチョ“お約束”の会場練り歩きなのですが…。
さて,まずは恒例のメンバー紹介から…
★ 野呂 一生 : Guitar
★ 鳴瀬 喜博 : Bass
★ 大高 清美 : Keyboard
☆ 神保 彰 : Drums
2枚のオリジナル・アルバム『TA・MA・TE・BOX』『A・SO・BO』は“リップサービスなし”に素晴らしい。しかし,それは“新生”カシオペア・サードとしての評価であって,黄金時代のカシオペアと比較してはいけないもの。いずれにしてもカシオペア・サードは“新生”であって,どうしても超えることのできない「第1期」あるいは「第2期」カシオペアに対する“見えない壁”が無意識に働いていると思う。
そんな“見えない壁”を「A・SO・BO TOUR 2015」で,野呂一生がブチ抜いた! 結局のところカシオペアとは野呂一生次第である。
「Mr.CASIOPEA」である野呂一生が輝けばカシオペアも輝けるし「Mr.CASIOPEA」である野呂一生が沈めばカシオペアも沈む。単純な法則。
福岡公演では野呂一生が【ASAYAKE】で“ロック・ギタリスト”ばりに,ステージと客席の狭間までせりだしていって,なだれ込みながらのライトハンド。右袖から左袖までステージ全体を走り回った。
往年の「名パフォーマー」野呂一生が帰ってきた。こんな野呂さんを待ち設けていた管理人としては,もはや“雲にも昇る”気分のライブであった。
そんな絶好調の「名パフォーマー」野呂一生が,元々苦手なMCでも飛ばしまくった。実際は大失敗な訳なのだが,失敗を笑いに変えてくれるメンバーと客席からのフォローを受けて,徐々に野呂さんの“人の好さ”が会場を温かく包んでいく…。そんなリラックスした雰囲気のMCが本職のギター・プレイにも良い影響を及ぼしたように思う。例えば…。
これは初日ゆえのハプニングだったのだろうが,スタートして3曲目が終わった時点で野呂さんの手がマイクに…。
そう。4曲目をスッ飛ばしそうになってしまうぐらいに,最初は緊張していたように思う。事実,汗っかきな野呂さんは,開始4曲で「滝のような汗」。
ライブのハイライトであった「1番古いヤツ。1枚目『CASIOPEA』。あの時代にメンバーだったのは私しかおりません。皆さんが新曲ということでございますね」とアナウンスしていたが,神保さんはレコーディング済みですから〜!
【MIDNIGHT RENDEZVOUS】と【TIME LIMIT】の演奏の曲紹介では「【ブラック〜】,じゃないや」と【BLACK JOKE】を紹介しかけてしまう始末…。
でも全てはこれから! きっかけは【TIME LIMIT】のレコーディング・エピソード。ナルチョが話を振った「オープンリール・テープと今のネット時代の違い」に乗せられ「私たちは行っていないんです。あのテープだけが向こうに送られまして,デビッド・サンボーンさんとブレッカー・ブラザーズのお二人が,何だこのバンドとか言いながら,被せていただいたという次第なんですけどね。マルチ録音というのがね,当時もう発達してまして,日本で録ったテープにオーバーダビングといって,その録ったものにもう1回他の物を被せる。録音する。足すということ。すごい大きいテープなんですよ。すごい幅のオープンリールなんですけどね。その幅の広いテープの中に24個分のトラックが入っているという代物だったんですよね。今ではもうそれを再生できるところもないんじゃないかという…」。
このエピソードを話終えるや,野呂さんがステージそっちぬけで一人感傷に浸る…。我に返った野呂さん自ら「今日,初日ですからね。自分で感慨にふけるの巻」とネーミングしたところで,じわじわと広がっていくクスクス笑いが大爆笑。これが野呂さんが取った(福岡では)初めての大爆笑!?
いや〜,あれで肩の力が抜けたのか? エンジン全開のギター・プレイとダンシング! ヤッタネ!!
「名パフォーマー」野呂一生の手腕は“バンド・リーダー”としての“選曲の妙”にも感じられて,今回の「夏ツアー」では栄えある後半の盛り上がり1曲目に選ばれたのが【PAL】。【PAL】大好き人間としては【PAL】の大出世をありがとう!
もう1つ。超絶技巧バンドのDNA“ドミノ倒し”の系譜に【GALACTIC FUNK】から【FIGHTMAN】と来て,今回新しく【TOKIMEKI】が加わりました。【TOKIMEKI】大好き人間としては【TOKIMEKI】の大出世をありがとう!
と・に・か・く「CASIOPEA 3rd “A・SO・BO TOUR 2015”」の主役は“完全復活”野呂一生! 根っからの“ライブ・パフォーマー”野呂一生の一挙手一投足を見届けよ!
さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ前半のセットリストを報告しておきます。
カシオペア復活後,福岡では初開催となる「夏ツアー」。
神保彰がMCで“ピッカピカ”と語った「電気ビルみらいホール」に野呂一生の渾身の「波の音」でお出迎えされ,最後のアンコール曲【ASAYAKE】でお見送りされた「上げ膳据え膳」の最高の“お・も・て・な・し”ライブ。
いや〜,本当にいいライブだった。本当に熱いライブだった。本当に爽やかなサウンドだった。カシオペア・サードは「冬のライブ・バンド」ではなく「夏のライブ・バンド」だった。
昨日の福岡公演が「A・SO・BO TOUR 2015」の初日。同じ初日だった,昨年末の“お通夜ライブ”とは比較にならない安定したパフォーマンス。和気あいあいとした雰囲気で,余裕しゃくしゃくな超絶技巧とバンド・アンサンブルが響き渡っていた。
これまで「アドリブログ」を通じて,読者の皆さんに呼びかけたことは1度もなかったが,今回の「CASIOPEA 3rd “A・SO・BO TOUR 2015”」についてだけは,実際に会場で「見て・参加して・体感してほしい」と奨めずにはいられない。
(おせっかいでも)いいものはいいのだ。たとえ嫌われようともお奨めせねば。そんな“心から湧き上がる衝動”を感じずにはいられなかった。
ズバリ,全世界のカシオペア・サード・ファンに告ぐ! 「CASIOPEA 3rd “A・SO・BO TOUR 2015”」は絶対に見ておくべし! どんなに忙しかろうと,どんなに旅費がかかろうと,そんなの関係ない!
ズバリ,往年のカシオペア・ファンが熱狂していた「あの頃の」野呂一生が帰ってきた! 野呂一生の再生の瞬間を見逃してはならない!
まぁ,本当に語らねばならないライブのハイライトとは,H18(中央ブロックの右通路側)の座席を選んで大正解のナルチョ“お約束”の会場練り歩きなのですが…。
さて,まずは恒例のメンバー紹介から…
★ 野呂 一生 : Guitar
★ 鳴瀬 喜博 : Bass
★ 大高 清美 : Keyboard
☆ 神保 彰 : Drums
2枚のオリジナル・アルバム『TA・MA・TE・BOX』『A・SO・BO』は“リップサービスなし”に素晴らしい。しかし,それは“新生”カシオペア・サードとしての評価であって,黄金時代のカシオペアと比較してはいけないもの。いずれにしてもカシオペア・サードは“新生”であって,どうしても超えることのできない「第1期」あるいは「第2期」カシオペアに対する“見えない壁”が無意識に働いていると思う。
そんな“見えない壁”を「A・SO・BO TOUR 2015」で,野呂一生がブチ抜いた! 結局のところカシオペアとは野呂一生次第である。
「Mr.CASIOPEA」である野呂一生が輝けばカシオペアも輝けるし「Mr.CASIOPEA」である野呂一生が沈めばカシオペアも沈む。単純な法則。
福岡公演では野呂一生が【ASAYAKE】で“ロック・ギタリスト”ばりに,ステージと客席の狭間までせりだしていって,なだれ込みながらのライトハンド。右袖から左袖までステージ全体を走り回った。
往年の「名パフォーマー」野呂一生が帰ってきた。こんな野呂さんを待ち設けていた管理人としては,もはや“雲にも昇る”気分のライブであった。
そんな絶好調の「名パフォーマー」野呂一生が,元々苦手なMCでも飛ばしまくった。実際は大失敗な訳なのだが,失敗を笑いに変えてくれるメンバーと客席からのフォローを受けて,徐々に野呂さんの“人の好さ”が会場を温かく包んでいく…。そんなリラックスした雰囲気のMCが本職のギター・プレイにも良い影響を及ぼしたように思う。例えば…。
これは初日ゆえのハプニングだったのだろうが,スタートして3曲目が終わった時点で野呂さんの手がマイクに…。
そう。4曲目をスッ飛ばしそうになってしまうぐらいに,最初は緊張していたように思う。事実,汗っかきな野呂さんは,開始4曲で「滝のような汗」。
ライブのハイライトであった「1番古いヤツ。1枚目『CASIOPEA』。あの時代にメンバーだったのは私しかおりません。皆さんが新曲ということでございますね」とアナウンスしていたが,神保さんはレコーディング済みですから〜!
【MIDNIGHT RENDEZVOUS】と【TIME LIMIT】の演奏の曲紹介では「【ブラック〜】,じゃないや」と【BLACK JOKE】を紹介しかけてしまう始末…。
でも全てはこれから! きっかけは【TIME LIMIT】のレコーディング・エピソード。ナルチョが話を振った「オープンリール・テープと今のネット時代の違い」に乗せられ「私たちは行っていないんです。あのテープだけが向こうに送られまして,デビッド・サンボーンさんとブレッカー・ブラザーズのお二人が,何だこのバンドとか言いながら,被せていただいたという次第なんですけどね。マルチ録音というのがね,当時もう発達してまして,日本で録ったテープにオーバーダビングといって,その録ったものにもう1回他の物を被せる。録音する。足すということ。すごい大きいテープなんですよ。すごい幅のオープンリールなんですけどね。その幅の広いテープの中に24個分のトラックが入っているという代物だったんですよね。今ではもうそれを再生できるところもないんじゃないかという…」。
このエピソードを話終えるや,野呂さんがステージそっちぬけで一人感傷に浸る…。我に返った野呂さん自ら「今日,初日ですからね。自分で感慨にふけるの巻」とネーミングしたところで,じわじわと広がっていくクスクス笑いが大爆笑。これが野呂さんが取った(福岡では)初めての大爆笑!?
いや〜,あれで肩の力が抜けたのか? エンジン全開のギター・プレイとダンシング! ヤッタネ!!
「名パフォーマー」野呂一生の手腕は“バンド・リーダー”としての“選曲の妙”にも感じられて,今回の「夏ツアー」では栄えある後半の盛り上がり1曲目に選ばれたのが【PAL】。【PAL】大好き人間としては【PAL】の大出世をありがとう!
もう1つ。超絶技巧バンドのDNA“ドミノ倒し”の系譜に【GALACTIC FUNK】から【FIGHTMAN】と来て,今回新しく【TOKIMEKI】が加わりました。【TOKIMEKI】大好き人間としては【TOKIMEKI】の大出世をありがとう!
と・に・か・く「CASIOPEA 3rd “A・SO・BO TOUR 2015”」の主役は“完全復活”野呂一生! 根っからの“ライブ・パフォーマー”野呂一生の一挙手一投足を見届けよ!
さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ前半のセットリストを報告しておきます。
01.CATCH THE WIND
02.FEEL LIKE A CHILD
03.MODE TO START
04.DAYS OF FUTURE
05.HELLO THERE
06.THE SKY
07.MIDNIGHT RENDEZVOUS
08.TIME LIMIT
09.BACKTALK BABE
10.ORGANIC EVOLUTION
11.SMASH!
02.FEEL LIKE A CHILD
03.MODE TO START
04.DAYS OF FUTURE
05.HELLO THERE
06.THE SKY
07.MIDNIGHT RENDEZVOUS
08.TIME LIMIT
09.BACKTALK BABE
10.ORGANIC EVOLUTION
11.SMASH!
コメント
コメント一覧 (4)
感動が伝わってきました。読んでるだけで興奮!!
冬ツアーの予習のつもりでしたが、今から楽しみで仕方ないです。18年ぶりのCASIOPEA堪能してきます。
冬ツアーうらやましいです。冬は福岡には来てくれません。盛り上がらないからでしょうか?
私は全国へ追っかけ遠征するファンではございませんので,もしよろしければ感想など教えていただけませんか?
18年ぶりのCASIOPEAでしたら,かなりのイメチェンだと思いますよ。大高さんのオルガンに打ちのめされてきてくださ〜い。
A・SO・BO TOUR 2015 〜WINTER〜@名古屋ボトムライン行ってきました!
今回のセットリストはset-list.netに書いておきました。
2nd&1stコーナーはGOOD LUCK〜GLORY〜ASIAN DREAMER〜DAZZLING〜BLACK JOKEでした。
ソロはARROW OF TIMEを挟んで前半がキーボードソロで後半がドラム〜ベースソロと進んで最後の2曲が続きました。
夏のツアーより小さな会場でしたので席の列は同じでもメンバーから近かったのではっきり見えてとつも楽しめました(^-^)v
また詳細なライブレポートとても楽しみに待ってますよ!
自分も遠征に行く事は滅多になく名古屋限定みたいなものです(神戸チキンのスクエア行ってみたいとは思うだけで涙)。
年内は矢野沙織ちゃんBBBツアー第二弾と宮崎隆睦さんのソロライブで年明けは待ちに待った本田雅人さんのSAXES STREET発売ライブと神保さんワンマンへ行きます。
「A・SO・BO TOUR 2015 〜WINTER〜」のセットリストは目に毒です。あ〜,ため息が出てきました。うらやましいです。
それから「年内は矢野沙織ちゃんBBBツアー第二弾と宮崎隆睦さんのソロライブで年明けは待ちに待った本田雅人さんのSAXES STREET発売ライブと神保さんワンマンへ行きます」の文字は目が痛いです。名古屋在住者がうらやましいです。
沙織ちゃんも本田さんもなんで東名阪だなの〜。
神保さんは福岡回るはずなのでチェックしてみます。
それでよろいければ沙織ちゃんと本田さんのライブレポも教えてくださいね。きっと,うらやましすぎて,悔しくて,地団太踏んで,涎を垂らしながら読むことと思いますから…。