
『GENTLE HEARTS』の後に『CARTAS DO BRASIL』。『GENTLE HEARTS TOUR 2004』の後に『BRASIL CONNECTION VOL.1』(以下『ブラジル・コネクション VOL.1』)と来た。またかよ〜。
しかも『ブラジル・コネクション VOL.1』の3カ月後に『ブラジル・コネクション VOL.2』発売と来た。だったら初めから2枚組で発売してよ。値段は5000円でも買うんだから。中途半端だよ〜。
事実『ブラジル・コネクション VOL.1』『ブラジル・コネクション VOL.2』の主役はフィロー・マシャードのヴォーカルである。櫻井哲夫の存在感は希薄である。悔しいかな,櫻井哲夫は脇役でありサポートなのである。
セットリストも櫻井哲夫のリーダー・アルバムには不釣り合いなオリジナル曲の少なさだし,楽しみだった櫻井哲夫のベース・プレイも2フィンガーばかり。
櫻井哲夫はサポート・ベーシストでクレジットされるべき。若しくはナベサダみたいにプロデュースだけに専念するとか…。
どうせなら『ブラジル・コネクション VOL.1』『ブラジル・コネクション VOL.2』は,フィロー・マシャードのソロ名義で発売してほしかった…。
そう思ったのは『ブラジル・コネクション VOL.1』発売後『ブラジル・コネクション VOL.2』発売までの3カ月の感想です。
真に櫻井哲夫の「ブラジリアン・フュージョン」が爆発するのはライブ後半のお約束。『ブラジル・コネクション VOL.2』を聴いてみて『ブラジル・コネクション VOL.1』に対する印象が変化しました。

『ブラジル・コネクション VOL.1』は,櫻井哲夫が頭の中でイメージした「ブラジリアン・フュージョン」ではなく,櫻井哲夫がネイティブなブラジル人と同じステージで作り上げた「ブラジリアン・フュージョン」。
地球の裏側同士の音楽が“混ざりあった”『BRASIL CONNECTION』。櫻井哲夫の“ブラジル愛”が結実した名盤である。
01. SAUDADE DE VOCE
02. UPA NEGUINHO
03. A INDIA E O ATIRADOR DE FACAS
04. REAL
05. NAVEGANDO SOZINHO
06. TERRAS DE MINAS
07. VESTIDO LONGO
(サウンドバイブレーション/SAKURAVIBE 2006年発売/XQAZ-1001)
(ライナーノーツ/櫻井哲夫)
(ライナーノーツ/櫻井哲夫)
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