
確かに『CAN I SING?』のバックサウンドは,高中正義本人に加えて,高橋ゲタ夫,鳴瀬喜博,ザ・スクェアの中村裕二の大物ベーシスト陣や鳥山雄司のリズム・ギター以上に打ち込みシンセの方が目立っているし,ヴォーカル・ナンバーも目立っている。そのことも知っている。
でも,それでも,管理人にとって高中正義の夏アルバムと来れば何はさておき『CAN I SING?』である。
「夏だ! 祭りだ! TAKANAKAだ!」。高中正義の「夏」と来れば『CAN I SING?』なのである。
…と昨日までは思っていた。今夜『CAN I SING?』を聴き直すまではそう思っていた。
『CAN I SING?』批評で『CAN I SING?』を夏アルバムの一番手にまで押し上げるつもりで絶賛するつもりだった。
今夜『CAN I SING?』を聴き直して「アレッ」と思った。昔抱いていた強烈な「夏」のイメージが跡形もない。
おいおい。こんなはずでは…。ハシゴを外された気分になる…。
『CAN I SING?』批評を熱く語るつもりが,戦意喪失してしまいました。自分にだけはウソはつけません。やはり世間の評価は正しいのかもしれませんねぇ。

【JUMPING TAKE OFF】については学生時代にたくさんの良い思い出があって,それは「夏」であり「海」であり「恋」であり,そして競艇のCM曲としてヘビロテされていたのが印象深い。
でもでも『CAN I SING?』の【JUMPING TAKE OFF】はシングル・カット曲の短縮バージョン。なんでこうなるの!?
01. TOKYO・・・・・・SINGIN’IN THE CITY
02. 我ら星の子
03. SAIL ON FIRE
04. STRAIGHT FROM YOUR HEART
05. JUMPING TAKE OFF
06. SANTIGO BAY RENDEZ-VOUS
07. FUNK'N'ROLL TRAIN
08. CRY BABY CRY
09. NOON
10. CAN I SING・・・・・・FOR YOU
(キティ・レコード/KITTY RECORDS 1983年発売/UPCY-9060)
(紙ジャケット仕様)
(紙ジャケット仕様)
コメント一覧 (4)
jumping take offはイントロの入り方が好きじゃない。
最初のSEみたいなのがね。
【STRAIGHT FROM YOUR HEART】。いい曲ですよね。私も昔は相当好きでした。
【jumping take off】はお嫌いなのですね。イントロの波のSEを飛ばして聴けるのならラストの爽快感は格別と思いますよっ。
4は私も好きです。
8Cry Baby Cryのボトルネック奏法にあられました(;^ω^)
『CAN I SING?』は個人的にいろいろな思い出が詰まったアルバムの1枚です。
1から2のつなぎ。私も特徴的だと思います。4も私も好きですよ。
高中とギター・テクニックが連動しない私としては【Cry Baby Cry】をボトルネック奏法で語るとは素晴らしいです。