MUNITY-1 『MUNITY』(以下『ミューニティー』)とは「MUSICUNITY」からなる造語で,音楽を通じて一つになるという意味が込められている。
 正しく『ミューニティー』こそが『ミューニティー』。インストだし,ライトなフュージョンだし『ミューニティー』が流れ出すと,神保彰・ファン,フュージョン・ファンが一つになれる。

 まぁ,そんな大そうなを考えなくとも【CAN’T YOU SEE】を黙って聴けばみんな笑顔になれる。← いいや【CAN’T YOU SEE】を聴けばみんな大泣きしてしまう! 超おセンチ系の大名曲! 管理人の癒しソングの1曲なのです〜。

 『ミューニティー』=音楽を通じて一つになる。そんな音楽を鳴らすことができるのは神保彰と10年共に過ごしてきたベースエイブラハム・ラボリエルピアノキーボードオトマロ・ルイーズ,そして神保彰と7年共に過ごしてきたギターアレン・ハインズとの“阿吽のコンビネーション”にある。

 「チーム・神保」が4人で一体のフュージョンファンク。「MUSICUNITY」改め「JIMBO MUSICUNITY」→『JIMUNITY』が良かったかなぁ。

 レギュラー・メンバーの4人,そこへゲストとして初参加となるリチャード・エリオットテナーサックスソプラノサックスが新鮮な響きを加え「チーム・神保」の“音の広がりと音の深み”が成長している。

MUNITY-2 その成長方向とは,躍動するリズムとエレガントなメロディー・ライン。つまりは空気感にあると思う。
 基本的にはシンプルにサラッと聴き流せる,例の「ルンルン」系。これが結構あとから来る!

 メンバーの自然体の反応が息ぴったりなので,安定したサウンドの中を自由なアドリブが駆け巡っている。神保彰の緩急自在なドラミングを聴き逃すな!

 なお『ミューニティー』と同時発売の『JIMBO DE JIMBO 80’S』のライナーノーツの中で神保彰自身が触れているが,神保彰の作風は35年前の【リップル・ダンス】から思いのほか変わっていない,と管理人も思います。

  01. Blowin' In The Street
  02. Let Me Go
  03. Wind & Cloud
  04. Munity
  05. Standing On The Ground
  06. Beach Walk
  07. Can't You See
  08. Double Rainbow
  09. Pop It!

(エレクトリック・バード/ELECTRIC BIRD 2016年発売/KICJ-745)
(ライナーノーツ/神保彰)

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