
ドラムでリーダーのアラン・エヴァンス,オルガンのニール・エヴァンスのエヴァンス兄弟2人だけではソウライブは成り立たない。
エリック・クラズノーのギターが“ガンガン鳴っての”ソウライブである。
(エリック・クラズノーの1stソロ『REMINISCE』(以下『レミニス』)では突然の「エリック・クラズノ」表記ですが,管理人は馴染のエリック・クラズノー表記で行きます)。
ギタリスト=エリック・クラズノーが弾くオルガン・トリオは,グラント・グリーンに代表されるソウルやファンク一辺倒とは異なる「メロディアス型」である。
そう。ソウライブの3分の1をエリック・クラズノーが彩るゆえのジャム・バンドなのである。
ソウライブのメンバーと共に制作された『レミニス』は,そんなエリック・クラズノーの幅広い音楽性がストレートに表現されたアルバムである。思うにアラン・エヴァンスとニール・エヴァンスが「自分たちの勝手知ったる」エリック・クラズノーを世に紹介したかったのだろう。
GROOVEよりもアンサンブルに軸足を置いたギターがメロディーをしっかりと歌い上げている。
そんな“変芸自在の”ギター・ワークを聴いていると,エリック・クラズノーがあのバークリー音大出身だったことを想起させるに十分なテクニック。
POPS有,ソウル有,ブルースの弾けるジャズ・ファンカーだからこそ作れた【GET BACK】は「SATURDAY MORNING EYE」のBGM!

お願い! 大好きだから! エリック・クラズノー!
01. ROLL OUT
02. 76
03. GET BACK
04. BE ALRIGHT
05. ENHORABUENA
06. TILT
07. MANIC DEPRESSION
08. SONG FOR DILLA
09. UP AND OUT
10. END OF THE MOVIE
11. DOMINO
(ロイヤル・ファミリー/ROYAL FAMILY 2009年発売/PCD-93287)
(紙ジャケット仕様)
(ライナーノーツ/松永誠一郎)
(紙ジャケット仕様)
(ライナーノーツ/松永誠一郎)