
木住野佳子との西嶋徹のベース,国府弘子とアキコ・グレースとの岩瀬立飛のドラム,菊地成孔との林正樹のピアノが頭の中でいつでも完コピできる体質の管理人としては,この西嶋徹+岩瀬立飛+林正樹の超硬派で変態チックなジャズ・ピアノを期待して購入した。
…が,しかし。「WEST/ROCK/WOODS」のジャズ・ピアノとは「和製EJT」スタイルであった。正直ガッカリ。
EJTがそうであるように演奏については文句なしに素晴らしい。アレンジもアドリブも面白いと思う。でもどこかで耳にしたことがあるようなないような…。
厳密には違うのだろうけど雰囲気が“もろ”EJTのアレしている?
1人1人は相当凄いのに,西嶋徹+岩瀬立飛+林正樹の三人寄れば,コーヒーのお供か読書のお供!

「ロックの名曲をジャズにアレンジした,革新的ピアノ・トリオ」のコピーは過大広告である。非革新的な『JAMZZ#1』を真剣に聴いたら疲れてしまった。繰り返し聴いたら疲れてしまった。
その意味でも「WEST/ROCK/WOODS」は「和製EJT」と思ってほぼ間違いない。エロジャケにも反対である。
01. Hush
02. Eat The Rich
03. Black Dog
04. With Or Without You
05. Layla
06. Enter Sandman
07. 21st Century Schizoid Man
08. Every Breath You Take
09. Bohemian Rhapsody
10. Theme Of West Rock Woods
(ターゲット・エンタテインメント/TARGET ENTERTAINMENT 2005年発売/TQCQ-3001)