JAMZZ#2-1 「WESTROCKWOODS」については『JAMZZ#1』が普通すぎて期待外れだったので,もう買うつもりはなかったのだが,某ジャズ友から「セラビーだったら絶対好きなはずだから!」と猛プッシュを受け,お金をドブに捨ててもよいと思ったので『JAMZZ#2』を購入。

 でもこれが大正解! すごくいい! この音大好き! やっぱり西嶋徹ベースであった。流石は岩瀬立飛ドラムであった。めちゃめちゃ林正樹ピアノであった。
 「WESTROCKWOODS」の演奏力を見直した!

 『JAMZZ#1』からレーベル移籍&レコード会社移籍の現実。世評的にも「和製EJT」路線はちょっと違ったのだろう。
 そ・こ・で「WESTROCKWOODS」復権の全ては「レコード番長」須永辰緒の大仕事!

 実は『JAMZZ#2』。アドリブログでは『JAMZZ#2』と統一表記しておきますが,正式には『JAMZZ#2』ではなくて『JAMZZ#2 SONG SELECTED BY TATSUO SUNAGA』だったのです。

 そう。DJ/プロデューサーでもある須永辰緒が「WESTROCKWOODS」をクラブ系へとプロデュース。

JAMZZ#2-2 前作『JAMZZ#1』はロック集であったがゆえに「和製EJT」止まりであったのが『JAMZZ#2』ではジャンルの枠を広げて,クラブ・シーンの元ネタを素材に再構築したジャズ・ピアノが「EJT」を軽々と越えている。

 「WESTROCKWOODS」の第4の男=須永辰緒の敏腕が,刺激的なアートの薫り高い独特のムードを生み出している。ダークでスタイリッシュなサウンドがイマジネーションを掻き立てている。

  01. Tetrahedron
  02. Moonlight Shadow
  03. Each and Everyone
  04. The Love Cats
  05. Living Through Another Cuba
  06. Only Love Can Break Your Heart
  07. Oh Yeah
  08. Black, Brown and Gold
  09. Dr.Mabuse
  10. Dark Adaptation

(ポリスター・ジャズ・ライブラリー/P.J.L. 2005年発売/MTCJ-3033)
(デジパック仕様)
(ライナーノーツ/須永辰緒)

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