SOURCEとは,ベースの青木智仁,ドラムの石川雅春,ギターの梶原順,サックスの小池修,トランペットの佐々木史郎の5人組,そうしてなぜクレジットから名前が消されているのかが意味不明だがDIMENSIONの小野塚晃がキーボードのスーパー・サポートとして加わるJ−フュージョンの超強力バンド。
このメンツを眺めるとバンド結成〜即アルバム・リリースかと思いきや,何と!SOURCEは1stの『SOURCE』の発売まで7年。現行の『SOURCE』とは,もはや円熟のベテラン・フュージョン・バンドのベスト盤の趣きである。
結成から7年ということはSOURCEの結成は1990年前後。まだDIMENSIONがDIMENSIONになる前のお話。
青木智仁と石川雅春がDIMENSIONの準メンバーにとどまった理由の1つとしてSOURCEの存在があったことは間違いない。“超絶技巧”でリズム隊抜きのDIMENSIONと“アンサンブル”でリズム隊が主役のSOURCEとでは増崎孝司に勝ち目はない。
『SOURCE』の完璧な演奏を聴いていると,どうしてもブレッカー・ブラザーズやウェザー・リポートを意識してしまう。特に青木智仁のベースからはジャコ・パストリアスの演奏が,梶原順のギターからはマイク・スターンの演奏が想起される。
そう。SOURCEとはJ−フュージョンのど真ん中にしてJ−フュージョンから最も遠く離れたバンドであった。J−フュージョンの中心人物が自ら,従来の手法でのJ−フュージョンの発展を否定してみせた初めてのバンドであった。
CD帯にある通り『SOURCE』とは「これぞ,リアル・フュージョン!!」なのである。
『SOURCE』までの7年間。SOURCEの6人はJ−フュージョンをアメリカン・フュージョンの手法で再現するためにJ−フュージョンとアメリカン・フュージョンを何度行き来し何週したことであろう。そうして発売された青木智仁と石川雅春の自慢の1枚『SOURCE』が最高にカッコイイ!
ズバリ,SOURCEとは「外タレ・フュージョン」! もろJ−フュージョンしているのに外タレ特有の「日本人では絶対に手に届かない」雰囲気にまで到達している! ついに日本人の限界の壁を突き破っている!
しか〜し『SOURCE』の発売は「時すでに遅し」だったか…。アメリカ本土のフュージョン・シーンはすでにスムーズ・ジャズへと移り変わった後であった…。
01. N.Y.C.
02. Speed
03. Visiones
04. 0-GA
05. 723 7th Heaven
06. Float
07. Funky Me Funky You
08. Flags
09. Sponge Cakes
SOURCE
TOMOHITO AOKI : Bass
MASAHARU ISHIKAWA : Drums
JUN KAJIWARA : Guitars
OSAMU KOIKE : Saxophone
MASAHIRO KOBAYASHI : Trumpet
Guest Musician:
STEVE THORNTON : Percussion
HIRAM BULLOCK : Guitars
SADAO WATANABE : Alto Saxophone
JERRY JEMMOTT : Bass
TISHIRO JEMMOTT : Rap
コリント第一2章 コリントでのパウロの伝道
ポール・モチアン&ジ・エレクトリック・ビバップ・バンド 『フライト・オブ・ザ・ブルー・ジェイ』
このメンツを眺めるとバンド結成〜即アルバム・リリースかと思いきや,何と!SOURCEは1stの『SOURCE』の発売まで7年。現行の『SOURCE』とは,もはや円熟のベテラン・フュージョン・バンドのベスト盤の趣きである。
結成から7年ということはSOURCEの結成は1990年前後。まだDIMENSIONがDIMENSIONになる前のお話。
青木智仁と石川雅春がDIMENSIONの準メンバーにとどまった理由の1つとしてSOURCEの存在があったことは間違いない。“超絶技巧”でリズム隊抜きのDIMENSIONと“アンサンブル”でリズム隊が主役のSOURCEとでは増崎孝司に勝ち目はない。
『SOURCE』の完璧な演奏を聴いていると,どうしてもブレッカー・ブラザーズやウェザー・リポートを意識してしまう。特に青木智仁のベースからはジャコ・パストリアスの演奏が,梶原順のギターからはマイク・スターンの演奏が想起される。
そう。SOURCEとはJ−フュージョンのど真ん中にしてJ−フュージョンから最も遠く離れたバンドであった。J−フュージョンの中心人物が自ら,従来の手法でのJ−フュージョンの発展を否定してみせた初めてのバンドであった。
CD帯にある通り『SOURCE』とは「これぞ,リアル・フュージョン!!」なのである。
『SOURCE』までの7年間。SOURCEの6人はJ−フュージョンをアメリカン・フュージョンの手法で再現するためにJ−フュージョンとアメリカン・フュージョンを何度行き来し何週したことであろう。そうして発売された青木智仁と石川雅春の自慢の1枚『SOURCE』が最高にカッコイイ!
ズバリ,SOURCEとは「外タレ・フュージョン」! もろJ−フュージョンしているのに外タレ特有の「日本人では絶対に手に届かない」雰囲気にまで到達している! ついに日本人の限界の壁を突き破っている!
しか〜し『SOURCE』の発売は「時すでに遅し」だったか…。アメリカ本土のフュージョン・シーンはすでにスムーズ・ジャズへと移り変わった後であった…。
01. N.Y.C.
02. Speed
03. Visiones
04. 0-GA
05. 723 7th Heaven
06. Float
07. Funky Me Funky You
08. Flags
09. Sponge Cakes
SOURCE
TOMOHITO AOKI : Bass
MASAHARU ISHIKAWA : Drums
JUN KAJIWARA : Guitars
OSAMU KOIKE : Saxophone
MASAHIRO KOBAYASHI : Trumpet
Guest Musician:
STEVE THORNTON : Percussion
HIRAM BULLOCK : Guitars
SADAO WATANABE : Alto Saxophone
JERRY JEMMOTT : Bass
TISHIRO JEMMOTT : Rap
(Pヴァイン/P-VINE 1997年発売/PVCP-9401)
コリント第一2章 コリントでのパウロの伝道
ポール・モチアン&ジ・エレクトリック・ビバップ・バンド 『フライト・オブ・ザ・ブルー・ジェイ』