
何てったって抜群にメロディーが良い。いつまでもメロディーが心に残る。CDを聴く。ただそれだけなのに本当に気分が良くなってくる。徐々にテンポが上がってきて次の展開が分かっていても,その瞬間に「キター!」と萌えてしまう。
音色やリズムといった音楽的要素のバランスが最高で,特にアルバムのワン・ツーである【FEELS SO GOOD】〜【MAUI−WAUI】の流れは神! この2曲ばかりを何百回聴いたことだろう。
『フィール・ソー・グッド』は“時代の名盤”である。
管理人の青春時代=暗黒時代。こう書いてもそんなに悪い思い出ばかりではないのだが,根が真面目なものだから悪いことをしていてもちっとも楽しくなかった学生時代。嫌なことがあると【FEELS SO GOOD】と【MAUI−WAUI】を聴いて「気分を上げていた」青春時代がよみがえる。
いつもみんなに羨ましがられて言われていたが「音楽聞いてストレスが解消するなんて,そんなにストレスないってことでしょう〜」。
『フィール・ソー・グッド』はチャック・マンジョーネの“永遠の名盤”である。
全てのオリジナルを書き上げたのがチャック・マンジョーネであるし,やっぱりフリューゲル・ホーンという,優しいまるやかな金管楽器の音色が極上のメロディー・ラインにぴったりハマる。
高音のフリューゲル・ホーンが,突き抜けずに優しげに響くフュージョン・サウンドは,大人になった今でも,いつ聴いても何度聴いても気分が和らぐ&心が温かくなる。こりゃあ,死ぬまで聴き続けるだろうなぁ。
加えて『フィール・ソー・グッド』は,ギタリストのグラント・ガイスマンにとっての“永遠の名盤”であり,サックス&フルートのクリス・バダラにとっての“永遠の名盤”でもある。
ジャズ/フュージョンにハマッテ来ると,徐々にサイドメンの演奏に耳が行ってライナーノーツで名前を確認するようになるのだが,グラント・ガイスマンやクリス・バダラの名前は『フィール・ソー・グッド』以外に見かけた記憶がない。そんなことあるの? 超名演のギターとフルートなのだから,てっきり引っ張りだこのスタジオ・ミュージシャン集団かと思ってしまったものでして〜。

ズバリ,チャック・マンジョーネの『フィール・ソー・グッド』はフュージョンを代表する超名盤の1枚!
フュージョンに疎い読者の皆さんでも,恐らくはAOR系やPOPS系の音楽番組で絶対耳にしたことがある2大名曲【FEELS SO GOOD】【MAUI−WAUI】を大収録!
管理人もジャケット写真のチャック・マンジョーネのように『フィール・ソー・グッド』を抱きしめたまま楽園に持って行きたい超名盤!
最後に注意事項。『フィール・ソー・グッド』を10回聴くと1回は聴き終わるとなぜか涙がこぼれてしまいます。そして外出先でも無意識にメロディーを口ずさんでしまっています。自分の世界に入り込む時間と場所にはくれぐれもご注意くださ〜い。
01. FEELS SO GOOD
02. MAUI-WAUI
03. THEME FROM “SIDE STREET”
04. HIDE & SEEK (READY OR NOT HERE I COME)
05. LAST DANCE
06. THE XITH COMMANDMENT
(A&M/A&M 1977年発売/D18Y4104)
(ライナーノーツ/チャック・マンジョーネ,岩浪洋三)
(ライナーノーツ/チャック・マンジョーネ,岩浪洋三)
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