行ってきませんでした! 12/24「チキンジョージ」の「T−SQUARE AIPHA “YEAREND SPECIAL 2021”@神戸チキンジョージ』1日目」!
オミクロン株が上陸した。第6波の到来も時間の問題であろう。2021年の「チキンジョージ」も迷わず配信ライブを選択〜。
…と気楽に書いてはみたが,2021年も敷居が高かった。それは気持ちの上での問題である。何てったって「T−SQUARE ALPHA」ですよ。安藤正容不在のスクェアが活動しているのですよ。その昔「MASATO HONDA WITH VOICE OF ELEMENTS」が「ニセスクェア」を公言していたが「T−SQUARE ALPHA」も「第二のニセスクェア」って感じ?
そう。未だ「T−SQUARE ALPHA」の音源を1度も聞いていない管理人。年末のこのタイミングで見るべきか,見ないべきか。それが問題であった(by 哲学風)。読者の皆さんには,何とも大袈裟な話に思えるかもしれませんが,スクェアのファン歴38年の管理人にとっては,今後の人生の楽しみ方を左右する「道しるべ」となる大事件なのです。
願わくば配信ライブという形ではなく生ライブで,直接会って,五感全部で“新生”ニセスクェアの“本物”を感じたい思うのが人情でしょう?
で,YUMA HARAですよ。ファンのみんなはYUMA HARAをどう呼んでるんでしょうね? ゆうまくん? 原くん? アドリブログではYUMA HARAで表記しておきます。
早速ですがYUMA HARAの初見の印象を書く。かつての河野啓三が(前前人者でしたが)和泉宏隆の世界観を大切にしていたように,YUMA HARAも安藤正容の「そっくりさんテイスト」で,もの凄く好印象だし,音楽的にも馴染みがよい。
フレージングには安藤正容だけでなく本田雅人も混じったような“スクェアっぽさ”が出ていたし,音色なんかは「なんでそこまで」と思ったくらいに安藤正容に“寄せている”? 普段のYUMA HARAのギターはどんな音色なのか? もしかして「T−SQUARE ALPHA」特別仕様のイコライザーを使用していたのか?
それ以上にYUMA HARAに安藤正容のDNAを感じたのは,動きの少ない“地蔵ギター”! 佇まいまでもが安藤さんイズムを受け継いでいるようで,後任としては最善の選択だったと確信できた。ヤッター!
さて,まずは恒例のメンバー紹介から…
★ 伊東 たけし : Alto Saxophone,EWI
★ 坂東 慧 : Drums
☆ 田中 晋吾 : Bass
☆ YUMA HARA : Guitar
☆ 松本 圭司 : Keyboard
実は今年の「チキンジョージ」配信を視聴しようと思った最大の理由,それが1日目の松本圭司と2日目の森光奏太の存在である。
恐らくは「T−SQUARE ALPHA」の狙いとは,貴重なスクェア・ブランドの継続と40年間毎年こしらえてきた神曲の保存,そして演奏メンバーが変わる面白さにあると思う。
特に旧メンバーの復帰と若手との共演が最大の聴き所であって,過去の遺産を風化させないという後ろ向きな理由ではなく,過去の資産価値をますます高めるかのごとく最先端のアレンジで演奏してくれる。配信ライブを視聴し終えて,ユニット+ゲストで前進させる,という発想が物凄いと心から思った。
T−スクェアでのユニットと来れば,黄金の松本時代を強制終了後,バンド形態を解散して安藤まさひろと伊東たけしがユニットとして活動した『FRIENDSHIP』『BRASIL』『NEW ROAD, OLD WAY』を思い出す。
← 個人的に則竹裕之と河野啓三が参加したユニット期の4枚目である『GROOVE GLOBE』は,ユニット期の1枚の括りから除外しております。あしからず。
巷ではT−スクェアのユニット期=暗黒時代と語られるが,管理人はユニット期を高く評価することもしないが暗黒だと思ったこともない。昔からスクェアのことは曲が大好きで,安藤さん,和泉さん,本田さん,そこに河野くんと坂東くんの名曲が加わって,1年中,季節の移ろいに合わせてスクェアの曲が流れる人生を送るようになった。
しかし,熱心なジャズ/フュージョン・ファンである管理人がジャズ/フュージョンを特に愛している理由は,やっぱりアドリブである。
キャッチーなメロディーが大好きだし,クリエイトされたリズムが大好きである。でも一番の楽しみはアドリブである。今回はこういうアプローチ,前回がこうだったからの今回なのだ。いいや,突然唐突に始まるアドリブこそが革新だ。そのように勝手に妄想しながら,アドリブの点と面を考えながら聴くのが好きだ。だからスクェアでも本田期での旧曲の“激変ぶり”に狂喜乱舞したのだろう。
「T−SQUARE ALPHA」に,あの頃の(本田期の頃の)スクェアを自然と思い重ねた。いや〜,楽しみ。今後が楽しみでしょうがない。
おおっと,松本圭司の話でしたねっ。松本圭司のメンバー紹介で坂東くんが「お帰りなさい。松本圭司さん」とコールしたが,松本時代のライブに通っていた坂東慧や白井アキトの気持ちが管理人にも良く分かる。
全スクェア・ファンが待望した“天才”松本圭司の「復帰」が叶っただけでも「T−SQUARE ALPHA」の活動継続には大きな価値がある。
坂東慧の「ちょっとおしゃべりでもします?」の誘い水に応じた,以下が松本圭司からの「お言葉」です。
「お呼びいただいたことに感謝しております。本当にスクェアのステージでご一緒させていただけるのが本当にうれしいです。はい。坂東くんのドラムのあの感じとかも,ずっとだから好きで,一緒にやる機会があればいつもうれしいなと思ってきたわけで,それで今回もね,直接,連絡が坂東くんから,イマドキのLINEが来て,それで「これはもう絶対受けなければいけない」と思って,僕の中もちょっと気持ち的なものもいろいろ,やっぱいろいろなこともありましたからね,それで「これはやらなければいけない,イマかなという感じがしまして,引き受けさせていただきました」。「でも大変ですね。曲が難しい。まぁ,そんな感じですね」。
以下,伊東たけしSAY。
「いやだけど,あのおかげでね。今回も圭司と一緒に演ってね。21年振りだってね。一緒になるのね。いろんなことを話してたりしたんだけども,なんせ音が素晴らしいですからね。これでもまだダメだって,今日の朝,東京の家で何かの曲をおさらいしてから新幹線に乗ってきたみたいです。十分できているのに。さっきも楽屋でね,譜面をね「僕書き直す」って1枚1曲書き直してやったりして素晴らしいですよね。でも演奏凄いね」。
松本圭司の奏でるキーボードが,忘れ物を返しに来た感じではなく,あれからもずっとメンバーだった感じが出ていて凄くうれしかった! お帰りなさい,松本圭司! 「T−SQUARE ALPHA」のキーボードは,今や“神サポート”として泣く子も黙る白井アキトとの“2枚看板”を有している。
そう。「T−SQUARE ALPHA」の真髄とは,コロナ禍だけに「増殖」である。こりゃ〜,追っかけるスクェア・ファンも大変だ〜! 変なものが増殖してもらっても困る〜。
さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ前半のセットリストを報告しておきます。
オミクロン株が上陸した。第6波の到来も時間の問題であろう。2021年の「チキンジョージ」も迷わず配信ライブを選択〜。
…と気楽に書いてはみたが,2021年も敷居が高かった。それは気持ちの上での問題である。何てったって「T−SQUARE ALPHA」ですよ。安藤正容不在のスクェアが活動しているのですよ。その昔「MASATO HONDA WITH VOICE OF ELEMENTS」が「ニセスクェア」を公言していたが「T−SQUARE ALPHA」も「第二のニセスクェア」って感じ?
そう。未だ「T−SQUARE ALPHA」の音源を1度も聞いていない管理人。年末のこのタイミングで見るべきか,見ないべきか。それが問題であった(by 哲学風)。読者の皆さんには,何とも大袈裟な話に思えるかもしれませんが,スクェアのファン歴38年の管理人にとっては,今後の人生の楽しみ方を左右する「道しるべ」となる大事件なのです。
願わくば配信ライブという形ではなく生ライブで,直接会って,五感全部で“新生”ニセスクェアの“本物”を感じたい思うのが人情でしょう?
で,YUMA HARAですよ。ファンのみんなはYUMA HARAをどう呼んでるんでしょうね? ゆうまくん? 原くん? アドリブログではYUMA HARAで表記しておきます。
早速ですがYUMA HARAの初見の印象を書く。かつての河野啓三が(前前人者でしたが)和泉宏隆の世界観を大切にしていたように,YUMA HARAも安藤正容の「そっくりさんテイスト」で,もの凄く好印象だし,音楽的にも馴染みがよい。
フレージングには安藤正容だけでなく本田雅人も混じったような“スクェアっぽさ”が出ていたし,音色なんかは「なんでそこまで」と思ったくらいに安藤正容に“寄せている”? 普段のYUMA HARAのギターはどんな音色なのか? もしかして「T−SQUARE ALPHA」特別仕様のイコライザーを使用していたのか?
それ以上にYUMA HARAに安藤正容のDNAを感じたのは,動きの少ない“地蔵ギター”! 佇まいまでもが安藤さんイズムを受け継いでいるようで,後任としては最善の選択だったと確信できた。ヤッター!
さて,まずは恒例のメンバー紹介から…
★ 伊東 たけし : Alto Saxophone,EWI
★ 坂東 慧 : Drums
☆ 田中 晋吾 : Bass
☆ YUMA HARA : Guitar
☆ 松本 圭司 : Keyboard
実は今年の「チキンジョージ」配信を視聴しようと思った最大の理由,それが1日目の松本圭司と2日目の森光奏太の存在である。
恐らくは「T−SQUARE ALPHA」の狙いとは,貴重なスクェア・ブランドの継続と40年間毎年こしらえてきた神曲の保存,そして演奏メンバーが変わる面白さにあると思う。
特に旧メンバーの復帰と若手との共演が最大の聴き所であって,過去の遺産を風化させないという後ろ向きな理由ではなく,過去の資産価値をますます高めるかのごとく最先端のアレンジで演奏してくれる。配信ライブを視聴し終えて,ユニット+ゲストで前進させる,という発想が物凄いと心から思った。
T−スクェアでのユニットと来れば,黄金の松本時代を強制終了後,バンド形態を解散して安藤まさひろと伊東たけしがユニットとして活動した『FRIENDSHIP』『BRASIL』『NEW ROAD, OLD WAY』を思い出す。
← 個人的に則竹裕之と河野啓三が参加したユニット期の4枚目である『GROOVE GLOBE』は,ユニット期の1枚の括りから除外しております。あしからず。
巷ではT−スクェアのユニット期=暗黒時代と語られるが,管理人はユニット期を高く評価することもしないが暗黒だと思ったこともない。昔からスクェアのことは曲が大好きで,安藤さん,和泉さん,本田さん,そこに河野くんと坂東くんの名曲が加わって,1年中,季節の移ろいに合わせてスクェアの曲が流れる人生を送るようになった。
しかし,熱心なジャズ/フュージョン・ファンである管理人がジャズ/フュージョンを特に愛している理由は,やっぱりアドリブである。
キャッチーなメロディーが大好きだし,クリエイトされたリズムが大好きである。でも一番の楽しみはアドリブである。今回はこういうアプローチ,前回がこうだったからの今回なのだ。いいや,突然唐突に始まるアドリブこそが革新だ。そのように勝手に妄想しながら,アドリブの点と面を考えながら聴くのが好きだ。だからスクェアでも本田期での旧曲の“激変ぶり”に狂喜乱舞したのだろう。
「T−SQUARE ALPHA」に,あの頃の(本田期の頃の)スクェアを自然と思い重ねた。いや〜,楽しみ。今後が楽しみでしょうがない。
おおっと,松本圭司の話でしたねっ。松本圭司のメンバー紹介で坂東くんが「お帰りなさい。松本圭司さん」とコールしたが,松本時代のライブに通っていた坂東慧や白井アキトの気持ちが管理人にも良く分かる。
全スクェア・ファンが待望した“天才”松本圭司の「復帰」が叶っただけでも「T−SQUARE ALPHA」の活動継続には大きな価値がある。
坂東慧の「ちょっとおしゃべりでもします?」の誘い水に応じた,以下が松本圭司からの「お言葉」です。
「お呼びいただいたことに感謝しております。本当にスクェアのステージでご一緒させていただけるのが本当にうれしいです。はい。坂東くんのドラムのあの感じとかも,ずっとだから好きで,一緒にやる機会があればいつもうれしいなと思ってきたわけで,それで今回もね,直接,連絡が坂東くんから,イマドキのLINEが来て,それで「これはもう絶対受けなければいけない」と思って,僕の中もちょっと気持ち的なものもいろいろ,やっぱいろいろなこともありましたからね,それで「これはやらなければいけない,イマかなという感じがしまして,引き受けさせていただきました」。「でも大変ですね。曲が難しい。まぁ,そんな感じですね」。
以下,伊東たけしSAY。
「いやだけど,あのおかげでね。今回も圭司と一緒に演ってね。21年振りだってね。一緒になるのね。いろんなことを話してたりしたんだけども,なんせ音が素晴らしいですからね。これでもまだダメだって,今日の朝,東京の家で何かの曲をおさらいしてから新幹線に乗ってきたみたいです。十分できているのに。さっきも楽屋でね,譜面をね「僕書き直す」って1枚1曲書き直してやったりして素晴らしいですよね。でも演奏凄いね」。
松本圭司の奏でるキーボードが,忘れ物を返しに来た感じではなく,あれからもずっとメンバーだった感じが出ていて凄くうれしかった! お帰りなさい,松本圭司! 「T−SQUARE ALPHA」のキーボードは,今や“神サポート”として泣く子も黙る白井アキトとの“2枚看板”を有している。
そう。「T−SQUARE ALPHA」の真髄とは,コロナ禍だけに「増殖」である。こりゃ〜,追っかけるスクェア・ファンも大変だ〜! 変なものが増殖してもらっても困る〜。
さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ前半のセットリストを報告しておきます。
01.A DREAM IN A DAY DREAM
02.FLY! FLY! FLY!
03.A FEEL DEEP INSIDE
04.SABANA HOTEL
05.FORGOTTEN SAGA
06.TALKING MOUNTAIN(TOPS)
07.《仮》TRIAL ROAD
02.FLY! FLY! FLY!
03.A FEEL DEEP INSIDE
04.SABANA HOTEL
05.FORGOTTEN SAGA
06.TALKING MOUNTAIN(TOPS)
07.《仮》TRIAL ROAD