行ってきました! 9/25「なかた美術館」での「渡辺貞夫 SAUDADE TO BRAZIL IN ONOMICHI」!

 広島への引っ越し後の初LIVE。記念として渡辺貞夫を狙って出掛けてきました。
 渡辺貞夫が,小さくなったなぁ,は本当ですが,演奏している佇まいまだまだ現役。渡辺貞夫を盛り上げるべく,クインテットのメンバーが本当に献身的な良い演奏を聴かせてくれた。渡辺貞夫はお客さんにもメンバーにもスタッフにも,本当に誰からでも愛されている。リスペクトを強く感じるステージングでした。

 それにしても尾道ですよ。いい街ですね。その昔,大林宣彦が「尾道三部作」を撮った理由を体感で感じた。雰囲気あるし瀬戸内海もいいではないか! 尾道ラーメンは好きで福岡にいた時から取り寄せしていたのだが,本場の生ラーメンも美味しかった。
 それからLIVE会場の「なかた美術館」が素晴らしかった。日本人の描く西洋画の展示もチケット購入者には無料開放してくれて,あのクオリティなら通年行きたい,通い続けたい美術館だったので,これが「尾道三部作」とリンクしたように分析する。

 まっ,会場自体はウェットで吸音されてしまう感じでLIVEには不向き。キャパ200も満席でますます生音が吸収されてしまう感じ。スタジオ録音のようといったら適切な表現でしょうか?
 渡辺貞夫も良い音を聴かせるためにPAと連絡を取り合うなど苦労していましたが,珍しくタンバリンマスカラを使って「SAUDADE TO BRAZIL」を表現していました〜。

 でっ,管理人がウエットで響かない会場でもルンルンなのは座席でした。A12です。最前列の左から2番目。小野塚晃から1mですよ。渡辺貞夫がすぐ近くでアルト・サックスを吹いてくれるんですよ。渡辺貞夫小野塚晃の運指が丸見えでした。
 渡辺貞夫のような大スターを,こじんまりした美術館で聴けるなんて。真に特別でプレミアムなコンサート。最前列が取れたのもチケット発売開始時間1分前に電話して折電予約できたから。当日の天候も含めて幸運続きでした。おかげで広島でのストレスがちょっとは発散できました。
 今回のLIVEに出掛けるために,いろいろと画策して根回もして,片道1時間半かかりましたが,それでもやっぱり行って良かったです。貞夫さ〜ん。

 さて,まずは恒例のメンバー紹介から…

 ★ 渡辺 貞夫 : アルト・サックス,パーカッション
 ☆ 小野塚 晃 : ピアノ,パーカッション
 ☆ マルセロ 木村 : ギター,ヴォーカル
 ☆ コモブチ キイチロウ : ベース
 ☆ 竹村 一哲 : ドラム

 義母と同居となり人生最大級のストレスを感じている身としては毎日のジャズ・ルーティーンが欠かせません。義母が糖尿病でさみしがり屋のため食事は妻と必ず3人で,朝食は8時,昼食は12時,夕食は19時と決められている。昨日も(友人の家族との会食予定があり)18時には最寄り駅に到着しないといけなかったので,後ろ髪を引かれながらも途中退場。

 でも想像するに管理人のような人はたくさんいて,みんながそれぞれの事情でスケジュールをやり繰りしながら,渡辺貞夫の音楽に癒しを求めて会場に来ていたように思う。
 事実,最良のA7A8の貴婦人から,ぶしつけだが新幹線の都合があるので席を変わってほしい,との申し出を受けた。最高の申し出だったのだが,上記の事情ゆえにお断り。2列目か3列目の方と座席の交換ができたようでめでたしめでたし。遠方からも渡辺貞夫を聴きにきている。時間とお金を使って聴きにきている。
 こりゃ遠征祭り決定だな。妻を説得しなきゃ,いやいや,丁重にお願い&ひたすらお願いしなきゃですよねっ。

 さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ前半のセットリストを報告しておきます。

 
TOKYO DATING-1
TOKYO DATING
アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION


1stセット:
01.PEACE
02.TOKYO DATING
03.LAURA
04.OPIM
05.TREE TOPS
06.IF I COULD
07.FIRE FLY
08.WAITING SONG
09.TEMBEA