「渡辺貞夫 SAUDADE TO BRAZIL IN ONOMICHI」! LIVEレポート2日目の今夜はステージング編です。

 渡辺貞夫の生音を間近で聴ける幸福! ホール・コンサートではまず味わうことのできない生音の世界! 段差ステージのあるライブハウスとも一味違う平場での演奏会で,恐らくは管理人の座席が一番ステージに近かった。
 入場も退場も管理人の目の前1m以内を歩いていくわけだし,渡辺貞夫小野塚晃には,演奏中に手を伸ばせば触れられる距離。本当に日本は安全な国で素晴らしい国と思ってしまった。

 演奏中は渡辺貞夫ばかりを見てしまうのだが,どの曲にもメンバーのソロ・パートがたっぷり。
 ソロの順番は決まっていて,小野塚晃ピアノマルセロ木村ギターコモブチキイチロウベース。そして曲によって数回だけ竹村一哲ドラム・ソロが入ったり入らなかったり…。以前よりも渡辺貞夫の負担を減らす試みなのだろう。

 そんなこんなでピアノ・ソロの時間だけは,懐かしの小野塚晃名演をたっぷり堪能。
 小野塚さんったら,貞夫さんへ生涯命を捧げたかのようなサポートぶりで,もはやDIMENSIONの面影など残っていない。完全に「ジャズの人」になっています。

 ところでLIVEの楽しみの1つはご当地MCなのですが,LIVEに行くたびにMCの時間が少なくなっているように思うのだが,広島&尾道関連のMCはなし。フロム・オランダからの熱心なファンの紹介と曲の紹介ぐらいしか話していなかったかなぁ。
 【PEACE】についてはウクライナ戦争が始まってからオープニングで演奏しているということでした。

 その他は開演が1分早まり館内放送のウグイス嬢が,まだLIVEの注意事項を説明している最中にご入場したことを冗談で謝ったクダリと,2ndの曲順を間違えて1曲飛ばしたトッキーニョについての言及有り。結構年いっているのに値段がいまだに高くていい返事がない,だとか…。

 セットリストは「渡辺貞夫 SAUDADE TO BRAZIL」のタイトルに合わせて選ばれていたのだが,やはりマルセロ木村ギターヴォーカルがブラジルに効いている。
 渡辺貞夫ボサノヴァ曲にはギターが映えます。

 以上,演奏関連についてばかり書いてきたが,管理人の一番の感想は温かな雰囲気の時間が流れるコンサートだったということ。この日は他の予定を前後にずらして渡辺貞夫小野塚晃に集中するはずだった。でっ,集中して聴いているはずなのに,どこかでふわふわした自分に気付く。芯から心地良いのだろう。うかつにも眠気に襲われる瞬間があった。楽しいアットホームな雰囲気に包まれて,LIVEの時間中はストレスを忘れて眠くなる。噂には聞いていたが,こんな体験が自分の身に起こるなんてビックリである。

 さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ後半のセットリストについても報告しておきます。

 
VIAJANDO-1
VIAJANDO
アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION


2ndセット:
10.BUTTERFLY
11.LIFE IS ALL LIKE THAT(FOR SNOOPY & HIS FRIENDS)
12.ONE FOR JOJO
13.SAMBA EM PRELUDIO
14.MANHA DE CARNAVAL
15.REGRA TRES の演奏途中で退場。