『DOUBLE FACE』の1曲目は【TRIBORO BRIDGE〜MEMORIES OF M.K.】。

 【TRIBORO BRIDGE〜MEMORIES OF M.K.】は「カドマツ組」の青木智仁の面目躍如。角松フュージョンに欠かすことのできない青木智仁の存在感有り有り〜。

 ドラムの打ち込みにレスポンスするベースが左右にディレイで振られるSEっぽいイントロから青木智仁ベースが跳ねていく。
 フレットレスベースがリズム&メロディーを奏でながらアクセントとして響く感じは「ジャコ・パストリアスの音世界」であるが,3分30秒から始まる青木智仁ベースソロは,フレットレスベースのバックでスラップが効きまくっているし,3分52秒からは歪み系のエフェクトががかってヘヴィーに奏でる「青木智仁の音世界」降臨!

 【TRIBORO BRIDGE〜MEMORIES OF M.K.】の曲を聴き終わった時の印象は,角松敏生のアルバムか?と錯覚してしまうくらいに角松フュージョン全開のトラック。
 そう。角松フュージョンのアイデンティティとは,角松敏生青木智仁のセット販売! 角松敏生の楽曲には青木智仁の安定感と信頼感のあるバッキング・ベースが支えている!

 そんな中【TRIBORO BRIDGE〜MEMORIES OF M.K.】のハイライトは,エフェクト処理された小池修サックスである。
 サックスが入ってくるたびに小池修デヴィッド・サンボーンっぽくてゾクゾクする!

 
TOMOHITO AOKI : Electric Bass, Fretless Bass, Distorted Precision Bass
TOSHIKI KADOMATSU : Guitar, Keyboards, Synth & Computer Programming
KANICHIRO KUBO : Synth & Computer Manipulator
TSUYOSHI KON : Guitar Solo
OSAMU KOIKE : Sax, Flute
SHINGO KOBAYASHI : Keyboards Solo

DOUBLE FACE-1
DOUBLE FACE
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イザヤ書4章 神が芽生えさせるものは栄光に輝く
ビル・エヴァンス 『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード