『FLOATIN’ TIME』の3曲目は【JOY SPRING】(以下【ジョイ・スプリング】)。

 変則調の【ジョイ・スプリング】はトランペットに対するピアノの「弱さではなく強さ」を十分に感じさせる演奏である。
 
佐山雅弘ピアノの音階の広さを生かした高低差と早弾きとアンサンブルが,手垢のついた【ジョイ・スプリング】を刷新していく感覚を受ける。素晴らしい。
 大坂昌彦が「緩急自在」のドラムで疾走すれば,小井政都志の「ブレイク」するベースがクッション役として粘りを与える。

 長らく【ジョイ・スプリング】はカルテットやクインテット向きの曲だと思ってきたが,どうしてどうして…。
 かえって“忙しめの”ピアノトリオの方がアドリブ多めで,曲の魅力を十分に語りかけてくれるマサちゃんズ〜。

 
MASAHIRO SAYAMA TRIO M's
MASAHIRO SAYAMA : Piano
MASATOSHI KOI : Acoustic Bass
MASAHIKO OSAKA : Drums

FLOATIN' TIME-1
フローティン・タイム
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エレミヤ書2章 イスラエルは野ブドウのよう
国府弘子 『モーメンツ