『FACE TO FACE』の3曲目は【WEAVER OF DREAMS】(以下【ウィーヴァー・オブ・ドリームス】)。

 【ウィーヴァー・オブ・ドリームス】はフレディ・ハバードミュートを使い,オスカー・ピーターソンもミディアム・ナンバーだから飛ばさない。

 どちらかというと【ウィーヴァー・オブ・ドリームス】はオスカー・ピーターソン主導の雰囲気ゆえに,当時のオスカー・ピーターソン組の2人,ギタージョー・パスベースニールス・ベデルセンを聴くためのトラックに仕上がっている。

 そもそもがギタージョー・パスも,ベースニールス・ベデルセンも,ギター界のフレディ・ハバードベース界のオスカー・ピーターソンと呼ぶことのできるテクニシャン。

 普段はオスカー・ピーターソン1人をサポートしているが,そこにフレディ・ハバードが加わった『FACE TO FACEセッションは喜びも2倍,疲れも2倍?

 しかしそれでも,見せ場は作るも,やはり出しゃばらないし,うっぷん晴らしもしようとしていない。主役を張れるはずなのにあくまでもサイドマンとして渾身のギターソロを聴かせるジョー・パスが最高!

 
FREDDIE HUBBARD : Trumpet
OSCAR PETERSON : Piano
JOE PASS : Guitar
NIELS-HENNING ORSTED PEDERSEN : Bass
MARTIN DREW : Drums

FACE TO FACE-1
Face to Face
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