『SEA IS A LADY』の8曲目は【THE BASS BATTLE】。

 その昔,ザ・スクェアのアルバムにはベースソロ曲が入っていた。田中豊雪時代のことだがノリスト時代まで続いていた。
 キャッチーな歌ものフュージョンザ・スクェアとしては異質だったが,それくらいに安藤まさひろ田中豊雪のことを高く買っていた。

 さて,本文にも書いたが『SEA IS A LADY』の制作理由は,1つに角松敏生「念願の」ギターフュージョン。もう1つが青木智仁の超絶ベースの売り出しである。
 角松敏生としては,いつ角松敏生に奪われるかしれない青木智仁を「角松組」のベーシストとして売り出したい気持ちが強かったことだろう。

 その意味で【THE BASS BATTLE】は青木智仁のためのものであり,櫻井哲夫高水健司は「咬ませ犬」である。

 勝負の前から青木智仁の勝ちは決まっていたとしても,本当の【THE BASS BATTLE】を楽しみにしていたファンからするとガッカリ。
 青木智仁が亡くなった今となっては,もっとバトルしてほしかったし真剣勝負を記録として残してほしかったなぁ。

 
TOSHIKI KADOMATSU : Programming
YUZOH HAYASHI : Synthesizer, Programming
YOSHIHIRO TOMONARI : Synthesizer
TOMOHITO AOKI : Electric Bass Solo
TETSUO SAKURAI : Electric Bass Solo
KENJI TAKAMIZU : Electric Bass Solo

SEA IS A LADY-1
SEA IS A LADY
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エレミヤ書29章 バビロンで捕囚にされている人々に宛てたエレミヤの手紙
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