『FORCE』の2曲目は【PUMA】。

 変態変拍子なのに高速テクニカルな【PUMA】のキメッキメッ! 同じワンパターンのキメだけではない,複雑な仕掛けの入ったキメキメ嵐は大野くん!
 『FORCE批評の中ではTRIXDIMENSIONの“その2”と書いたが,本家“その1”であったとしても【PUMA】のような「ウルトラ・ハイパー・テクニカル・ナンバー」をミスなく完奏するのは極めて難しい難曲だと思う。和田アキラなら「指がつる」〜。

 ただし【PUMA】のゾクゾク感はイントロからの30秒間がMAX。その後が(これは決して悪いわけではないのだが)個人的にはメロディアスすぎて,高速テクニカル・ナンバーの良さが薄れているかなぁ。
 【JUNGLE CIRCUIT】と似たような展開の曲だと思うので,できれば【JUNGLE CIRCUIT】を越えてほしかった〜!

 【PUMA】の「圧巻」は,中盤での窪田宏キーボードソロ熊谷徳明ドラムソロが,4人がかりのバッキングのような,あるいは窪田宏対残る3人,熊谷徳明対残る3人のような,キャッチーなアドリブ・ショー。

 「ウルトラ・ハイパー・テクニカル・ナンバー」=【PUMA】は,メロディアス&キャッチー要素を全排除しての,とことん硬派路線で「リスナー置いてけぼり」の方がカッコよかったかなぁ。

 
TRIX
NORIAKI KUMAGAI : Drums
MITSURU SUTOH : Bass
HIROSHI KUBOTA : Keyboards
TAKESHI HIRAI : Guitar

FORCE-1
FORCE
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チック・コリア/ハービー・ハンコック 『デュオ・ライヴ