『GALAXY』の4曲目は【KALEIDOSCOPE】(以下【カレイドスコープ】)。

 【カレイドスコープ】の元ネタは鈴木宏昌が担当した東映映画「サーキットの狼」のリアレンジ。劇中の2つのサントラ曲を繋げているから,曲調が“万華鏡”のように変化する。これが【カレイドスコープ】誕生秘話である。

 しかし【カレイドスコープ】の激変ぶりは前半と後半のニコイチなどではなく全5幕構成。
 前半の主役は山口真文サックスである。ムーディーな スムーズジャズ的なサウンドが展開していくが,2分17秒からのホーン隊のアタックで音場が一転する。
 ゴリゴリの重量級ジャズ・ロック調に変化していき,パーカッション穴井忠臣がアタックして完成したラテン・フュージョン調で一山迎える。

 後半の主役は松木恒秀ギターである。4分30秒からのギターソロの切れ味が半端ない。パワフルにドライブしていく。
 松木恒秀ギターソロが【カレイドスコープ】のハイライトである。

 第5幕は圧巻のギターソロの余韻を引き継ぎながらキーボードホーン隊がブレイクするが,オオラスでの渡嘉敷祐一ドラムの叩きまくりが素晴らしい。

 
THE PLAYERS
HIROMASA "COLGEN" SUZUKI : Acoustic Piano, Rhodes Piano, Mini-Moog, Arp Odyssey, Prophets 5
MABUMI YAMAGUCHI : Soprano Saxophone, Tenor Saxophone
TSUNEHIDE MATSUKI : Guitar
AKIRA OKAZAWA : Bass
YUHICHI TOGASHIKI : Drums
TADAOMI ANAI : Congas, Percussion

GALAXY-1
GALAXY
アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION



ホセア書5章 エフライムとユダは裁かれる
T-SQUARE 『グルーヴ・グローブ