『OUT LOUDER DISC 2』の1曲目は【A GO GO − LIVE】(以下【ア・ゴー・ゴー】)。
ジャム・バンドとは則ちライブ・バンドである。ジャム・バンドの評価とは則ちライブの出来である。
『実況演奏録音盤』を名乗る『OUT LOUDER DISC 2』であるが,それがライブ音源だと声高に主張しようとも,しょせんは生ライブではないのだから,スタジオ盤『OUT LOUDER DISC 1』との差異は「五十歩百歩」だと思う。
しか〜し,それでも『OUT LOUDER DISC 2』の演奏は『OUT LOUDER DISC 1』を軽々と凌駕している。
「メデスキ,スコフィールド,マーチン&ウッド」の4人が正装から私服に着替えたかのような?やりたい放題の,いかにもジャム・バンドらしいラフな演奏が『OUT LOUDER DISC 2』の中にある。
極上の【ア・ゴー・ゴー】の「ズルズルとしたノリ」がライブでは倍加している。4人全員が熱量2倍でギミックを刻んでいる。
前作『A GO GO』の【ア・ゴー・ゴー】は“ゆるゆる感”が本当に気持ち良かったのだが『OUT LOUDER DISC 2』収録の【ア・ゴー・ゴー】はマッスル系である。筋肉ムキムキのパワー系ジャムに“狂喜乱舞”ものである。
個人的にはノリで押し続けるパワー系の「メデスキ,スコフィールド,マーチン&ウッド」の方が好みである。
【ア・ゴー・ゴー】を聴いているとオルガン・ジャズにおけるギターの強烈な存在感,ギターという楽器の“懐ろの大きさ”を強く意識させられる。
ジョン・スコフィールドの“うねうね”ギターがライブなのにアドリブ少な目で【ア・ゴー・ゴー】のメロディーとリズムとカッティングを奏でることで,MMWがもはや異端ではなく,正当なジャム・バンドへと昇華したかのようである。
これぞ,最先端オルガン・ジャズの4ピース・バンド! ジョン・スコフィールドがMMWにドハマリしている!
MEDESKI SCOFIELD MARTIN & WOOD
JOHN MEDESKI : Keyboards
JOHN SCOFIELD : Guitars
BILLY MARTIN : Drums, Percussion
CHRIS WOOD : Basses
ホセア書14章 神のもとに戻るようにとの呼び掛け
渡辺香津美 KAZUMI BAND 『ガネシア』
ジャム・バンドとは則ちライブ・バンドである。ジャム・バンドの評価とは則ちライブの出来である。
『実況演奏録音盤』を名乗る『OUT LOUDER DISC 2』であるが,それがライブ音源だと声高に主張しようとも,しょせんは生ライブではないのだから,スタジオ盤『OUT LOUDER DISC 1』との差異は「五十歩百歩」だと思う。
しか〜し,それでも『OUT LOUDER DISC 2』の演奏は『OUT LOUDER DISC 1』を軽々と凌駕している。
「メデスキ,スコフィールド,マーチン&ウッド」の4人が正装から私服に着替えたかのような?やりたい放題の,いかにもジャム・バンドらしいラフな演奏が『OUT LOUDER DISC 2』の中にある。
極上の【ア・ゴー・ゴー】の「ズルズルとしたノリ」がライブでは倍加している。4人全員が熱量2倍でギミックを刻んでいる。
前作『A GO GO』の【ア・ゴー・ゴー】は“ゆるゆる感”が本当に気持ち良かったのだが『OUT LOUDER DISC 2』収録の【ア・ゴー・ゴー】はマッスル系である。筋肉ムキムキのパワー系ジャムに“狂喜乱舞”ものである。
個人的にはノリで押し続けるパワー系の「メデスキ,スコフィールド,マーチン&ウッド」の方が好みである。
【ア・ゴー・ゴー】を聴いているとオルガン・ジャズにおけるギターの強烈な存在感,ギターという楽器の“懐ろの大きさ”を強く意識させられる。
ジョン・スコフィールドの“うねうね”ギターがライブなのにアドリブ少な目で【ア・ゴー・ゴー】のメロディーとリズムとカッティングを奏でることで,MMWがもはや異端ではなく,正当なジャム・バンドへと昇華したかのようである。
これぞ,最先端オルガン・ジャズの4ピース・バンド! ジョン・スコフィールドがMMWにドハマリしている!
MEDESKI SCOFIELD MARTIN & WOOD
JOHN MEDESKI : Keyboards
JOHN SCOFIELD : Guitars
BILLY MARTIN : Drums, Percussion
CHRIS WOOD : Basses
ホセア書14章 神のもとに戻るようにとの呼び掛け
渡辺香津美 KAZUMI BAND 『ガネシア』