『DISPENSATION』の2曲目は【DISPENSATION】。

 角松フュージョンを象徴する,伊藤恵子の「1人多重録音」がド派手なヴォーカル・チューンの【DISPENSATION】だが,意外にも【DISPENSATION】の作曲は櫻井哲夫である。
 『DEWDROPS』路線として聴けば納得の櫻井哲夫ヴォーカル・チューン。

 にも関わらず櫻井哲夫の匂いが消えている。いや,消されているあたりに,完全に角松フュージョンの個性を感じるに塗り替えるあたりが角松敏生の“天才”であろう。

 中西俊博エレクトリックヴァイオリンが鳴っているのは「昔のよしみ」の雰囲気が漂っている。ヴァイオリンは正直,要らなかったかな〜。

 全力でピチカートとチョッパーを織り交ぜながらビートに乗せる櫻井哲夫の“歌伴”ベースが,新生ジンサクのトレードマークと受け止める。

 
JIMSAKU
TETSUO SAKURAI : Bass
AKIRA JIMBO : Drums

TOSHIKI KADOMATSU : Vocoder, Keyboards, Background Vocals, Computer Programming
TOSHIHIRO NAKANISHI : Electric Violin
HIROSHI YAMADA : Computer Manipulator
KEIKO ITO : Vocals, Background Vocals

DISPENSATION-1
DISPENSATION
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コリント第一14章 クリスチャンの集会での秩序
TETHERED MOON 『ファースト・ミーティング