『MILES AWAY』の1曲目は【MILESTONES】(以下【マイルストーンズ】)。
強弱を付けたテーマがリフレインするクリアーなイントロだけで十分に刺激的な【マイルストーンズ】。
40秒からラストでテーマに戻るまでひたすらアドリブし続ける橋本一子のピアノに対して,井野信義のベースが不協和音的な絡みを聴かせれば,藤本敦夫はシンバルをひたすら叩き続けて,ビートと呼ぶよりはパルスと呼ぶ方が相応しい,広大で柔らかな,それでいて金属性の質感を感じるリズムを刻んでいく。
そんな【マイルストーンズ】のメタリックな音世界を,高速ではなく普通の巡航速度で全部の音符を滅多切りしていく橋本一子の貫禄! 橋本一子にとって本邦初披露となる4ビートでの【マイルストーンズ】に「百戦錬磨のジャズ・ピアニスト」の思いを重ねてしまう。
とにかくもかくにも橋本一子がアドリブしながら繰り出してくる,ピアノの和音のクリアーな響き,が気持ち良くてたまらない! 井野信義と藤本敦夫も美人に戯れる男としての快感を感じながらプレイしたことと思う。
ICHIKO HASHIMOTO : Piano
NOBUYUKI INO : Bass
ATSUO FUJIMOTO : Drums
使徒の活動23章 パウロはサンヘドリンで話す
木住野佳子 『プラハ』
強弱を付けたテーマがリフレインするクリアーなイントロだけで十分に刺激的な【マイルストーンズ】。
40秒からラストでテーマに戻るまでひたすらアドリブし続ける橋本一子のピアノに対して,井野信義のベースが不協和音的な絡みを聴かせれば,藤本敦夫はシンバルをひたすら叩き続けて,ビートと呼ぶよりはパルスと呼ぶ方が相応しい,広大で柔らかな,それでいて金属性の質感を感じるリズムを刻んでいく。
そんな【マイルストーンズ】のメタリックな音世界を,高速ではなく普通の巡航速度で全部の音符を滅多切りしていく橋本一子の貫禄! 橋本一子にとって本邦初披露となる4ビートでの【マイルストーンズ】に「百戦錬磨のジャズ・ピアニスト」の思いを重ねてしまう。
とにかくもかくにも橋本一子がアドリブしながら繰り出してくる,ピアノの和音のクリアーな響き,が気持ち良くてたまらない! 井野信義と藤本敦夫も美人に戯れる男としての快感を感じながらプレイしたことと思う。
ICHIKO HASHIMOTO : Piano
NOBUYUKI INO : Bass
ATSUO FUJIMOTO : Drums
使徒の活動23章 パウロはサンヘドリンで話す
木住野佳子 『プラハ』