『ＯＨ！』の４曲目は【Ｉ　ＫＮＯＷ　ＴＯＯ　ＭＵＣＨ（ＡＢＯＵＴ　ＳＡＤＮＥＳＳ）】（以下【アイ・ノウ・トゥー・マッチ・アバウト・サッドネス】）。

　ウィル・リーとは基本セッション・ベーシストなのだから【アイ・ノウ・トゥー・マッチ・アバウト・サッドネス】のような美しい曲を作曲したことにまずビックリ！

　続いて【アイ・ノウ・トゥー・マッチ・アバウト・サッドネス】のモチーフになっているのは，ランディー・ブレッカーのフリューゲルホーンであることにまたビックリ！

　さらには，こんなにもエモーショナルな【アイ・ノウ・トゥー・マッチ・アバウト・サッドネス】を打ち込みで演奏したことに重ねてビックリ！

　【アイ・ノウ・トゥー・マッチ・アバウト・サッドネス】の元ネタが，ウィル・リーの頭の中で流れていて，その途上で何十パターンもあるランディー・ブレッカーとの組み合わせとしてプログラミングを考えたアイディアが素晴らしい。

　無機質なドラムに絡みつくウィル・リーのベースの動きとドン・グロルニックのキーボードの動きにスタジオ・ミュージシャンの「匠の業」が表われている。
　ＮＯ！　ランディー・ブレッカーのフリューゲルホーンの“うっとり感”が全てかなぁ。ランディー・ブレッカーのサイドメンとしての仕事の中でも【アイ・ノウ・トゥー・マッチ・アバウト・サッドネス】の名演は相当上位に来る！

 
WILL LEE : Vocals, Bass, Drum Programming
JEFF MIRONOV : Guitar
DON GROLNICK : Keyboards
CHRIS HAJIAN : Additional Keyboards, Drum Programming
BASHIRI JOHNSON : Percussion
RANDY BRECKER : Trumpet, Flugelhorn

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コロサイ4章　会衆の一員ではない人と接する際に賢く行動する
DIMENSION　『IF 12TH DIMENSION』