『ＷＡＹＮＩＮＧ　ＭＯＭＥＮＴＳ』の２曲目は【ＤＥＶＩＬ’Ｓ　ＩＳＬＡＮＤ】（以下【デヴィルズ・アイランド】）。

　叙情的なユニゾンから始まる【デヴィルズ・アイランド】であるが，上質のミディアム・ナンバーであって，聴いているだけで“思わず膝が動く”推進力に溢れている。
　そう。ウェイン・ショーターの考える【デヴィルズ・アイランド】の肝は，マーシャル・トンプソンのズンズンと押し出す名ドラミングである。

　マーシャル・トンプソンのドラムとコンビを組むベースのジミー・メリットはジャズ・メッセンジャーズのバンド・メンバー。
　そのジミー・メリットを軸として【デヴィルズ・アイランド】で光るドラミングは，アート・ブレイキーではなくマーシャル・トンプソンの個性である。

 
WAYNE SHORTER : Tenor Saxophone
FREDDIE HUBBARD : Trumpet
EDDIE HIGGINS : Piano
JYMIE MERRITT : Bass
MARSHALL TOMPSON : Drums

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テモテ第一3章　偽りを教える人たちに対する警告
チック・コリア　『シークレット・エージェント』