『WAYNING MOMENTS』の7曲目は【ALL OR NOTHING AT ALL】(以下【オール・オア・ナッシング・アット・オール】)。
『WAYNING MOMENTS』の【オール・オア・ナッシング・アット・オール】を初めて聴いた時,直感的にジョン・コルトレーンの【オール・オア・ナッシング・アット・オール】を連想してしまった。
そう。あの大名盤『BALLADS』の中で“異彩”を放つ,あの【オール・オア・ナッシング・アット・オール】を連想してしまったのだ。
ズバリ,あの大名盤『BALLADS』にマッチするのはジョン・コルトレーンの【オール・オア・ナッシング・アット・オール】ではなく,ウェイン・ショーターの【オール・オア・ナッシング・アット・オール】の方である。差し替えである。
ウェイン・ショーターの【オール・オア・ナッシング・アット・オール】には,エディ・ヒギンズが控えている。“アラビア風”のマッコイ・タイナーとは異なる甘美のバラードが素晴らしい。
ワンホーンで情感豊かに吹き切るバラード演奏もモダン・ジャズのひとつの典型だが,ウェイン・ショーターのバラードには,陳腐さが一切感じられずに心の奥底が幸福感で満たされる。
WAYNE SHORTER : Tenor Saxophone
FREDDIE HUBBARD : Trumpet
EDDIE HIGGINS : Piano
JYMIE MERRITT : Bass
MARSHALL TOMPSON : Drums
テモテ第一6章 託されているものを守る
ドン・チェリー 『永遠のリズム』
『WAYNING MOMENTS』の【オール・オア・ナッシング・アット・オール】を初めて聴いた時,直感的にジョン・コルトレーンの【オール・オア・ナッシング・アット・オール】を連想してしまった。
そう。あの大名盤『BALLADS』の中で“異彩”を放つ,あの【オール・オア・ナッシング・アット・オール】を連想してしまったのだ。
ズバリ,あの大名盤『BALLADS』にマッチするのはジョン・コルトレーンの【オール・オア・ナッシング・アット・オール】ではなく,ウェイン・ショーターの【オール・オア・ナッシング・アット・オール】の方である。差し替えである。
ウェイン・ショーターの【オール・オア・ナッシング・アット・オール】には,エディ・ヒギンズが控えている。“アラビア風”のマッコイ・タイナーとは異なる甘美のバラードが素晴らしい。
ワンホーンで情感豊かに吹き切るバラード演奏もモダン・ジャズのひとつの典型だが,ウェイン・ショーターのバラードには,陳腐さが一切感じられずに心の奥底が幸福感で満たされる。
WAYNE SHORTER : Tenor Saxophone
FREDDIE HUBBARD : Trumpet
EDDIE HIGGINS : Piano
JYMIE MERRITT : Bass
MARSHALL TOMPSON : Drums
テモテ第一6章 託されているものを守る
ドン・チェリー 『永遠のリズム』