『PLAYS BACH DISC 2』の1曲目は【GAVOTTE】(以下【ガボット】)。

 【ガボット】の場合,イントロ一発で決まりである。このゾクゾクするイントロって,ジャズメンがいつも使っている例のアレじゃねぇ?
 【ガボット】の感想と来れば,とにかくイントロである。曲の出だしが「ジャズそのもの」という印象が強烈に残っている。

 ただし「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の如く「イントロ過ぎればジャズを忘れる」のようで【ガボット】にはクラシックの残り香が感じられて個人的に愛聴してはいない。

 【ガボット】の敗因はジャック・ルーシェピアノソロの場面が多すぎたからであろう。
 まぁ,それだけジャック・ルーシェが“手を入れなくても”ジャズとして成立するポテンシャルを秘めた【ガボット】に,バッハジャズの相性の良さを感じるというもの!?

 
JACQUES LOUSSIER : Piano
PIERRE MICHELOT : Bass
CHRISTIAN GARROS : Drums

PLAYS BACH-1
Plays Bach
アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION



ペテロ第二1章 預言の言葉はいっそう確かなものとなった
CHICK COREA AKOUSTIC BAND 『スタンダーズ・アンド・モア