『PLAYS BACH DISC 2』の2曲目は【MINUET IN G MAJOR】(以下【メヌエット ト長調】)。

 メルヘンチックな【メヌエット ト長調】は,オルガン・ジャズならぬオルゴール・ジャズである。ピアノの鍵盤の響きがオルゴールっぽいのだ。もしや,敢えてそこを狙っているのか?

 そう。【メヌエット ト長調】を無理して“泥臭い”ジャズになぞらえる必要はない。
 ズバリ,ジャック・ルーシェがアレンジした【メヌエット ト長調】は,シカゴの絶対名曲【素直になれなくて】のようである。

 いつ聴いても清々しい。童心に戻れるのが【メヌエット ト長調】の強み。その強みを一音で表現したのが,ラストのラスト,3分10秒から17秒まで持続するトライアングルっぽい“キラッキラ”な金属音の響き!
 見事に金メダル級の着地が決まって,全員笑顔! この部分はエレピなのか?

 
JACQUES LOUSSIER : Piano
PIERRE MICHELOT : Bass
CHRISTIAN GARROS : Drums

PLAYS BACH-1
Plays Bach
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