『BLUE HOUR』の1曲目は【I WANT A LITTLE GIRL】(以下【アイ・ウォント・ア・リトル・ガール】)。
イントロから1分23秒間続くザ・スリー・サウンズだけの演奏が,ものの見事に“ブルー”を紡いでいる。真っ昼間に聞いても真夜中の時間帯に引っ張られるくらいの吸引力がある演奏に魂が一撃で掴まれてしまう。
その後に登場する“真打ち”スタンリー・タレンタインの,実にゆったりとした「王者の入り」がお見事である。この部分を初めて耳にする友人たちは,ほぼ全員が毎度毎度「ウッヒャー」となる。物凄い破壊力を感じてしまう。
タレンタインさん,これはちょっと「やりすぎ」なのでは〜!?
い〜や,これは偶然の確信犯なのです。スタンリー・タレンタインは自分が目立とうとして本気で「やりすぎ」なぐらいに頑張りました。
しかし残念ながら「やりすぎ」タレンタインは,タレンタインが頑張れば頑張るほど,タレンタインの後に続くジーン・ハリスのピアノ・ソロの“お膳立て”!
スタンリー・タレンタインのバッキングへと“地下へ潜った”ジーン・ハリスのピアノがソロのタイミングで前面に出てはイントロでの穏やかさは何だったのだろう状態で,前へ前へとコロコロ・タッチで転がり出す。ジーン・ハリスの指がもうどうにも止まらない!
スタンリー・タレンタインがブルージーに聴かせれば聴かせるほどに,ジーン・ハリスがスタンリー・タレンタイン以上のブルージーで聴かせている。
【アイ・ウォント・ア・リトル・ガール】だけは,スタンリー・タレンタインとジーン・ハリスの対比ではなく,バッキングのジーン・ハリスとピアノ・ソロのジーン・ハリスとの対比が聴き所だと思う。
STANLEY TURRENTINE : Tenor Saxophone
THE THREE SOUNDS
GENE HARRIS : Piano
ANDREW SIMPKINS : Bass
BILL DOWDY : Drums
ヨハネ第三 野心的なデオトレフェス
OTTOTTRIO 『スーパー・ギター・セッション』
イントロから1分23秒間続くザ・スリー・サウンズだけの演奏が,ものの見事に“ブルー”を紡いでいる。真っ昼間に聞いても真夜中の時間帯に引っ張られるくらいの吸引力がある演奏に魂が一撃で掴まれてしまう。
その後に登場する“真打ち”スタンリー・タレンタインの,実にゆったりとした「王者の入り」がお見事である。この部分を初めて耳にする友人たちは,ほぼ全員が毎度毎度「ウッヒャー」となる。物凄い破壊力を感じてしまう。
タレンタインさん,これはちょっと「やりすぎ」なのでは〜!?
い〜や,これは偶然の確信犯なのです。スタンリー・タレンタインは自分が目立とうとして本気で「やりすぎ」なぐらいに頑張りました。
しかし残念ながら「やりすぎ」タレンタインは,タレンタインが頑張れば頑張るほど,タレンタインの後に続くジーン・ハリスのピアノ・ソロの“お膳立て”!
スタンリー・タレンタインのバッキングへと“地下へ潜った”ジーン・ハリスのピアノがソロのタイミングで前面に出てはイントロでの穏やかさは何だったのだろう状態で,前へ前へとコロコロ・タッチで転がり出す。ジーン・ハリスの指がもうどうにも止まらない!
スタンリー・タレンタインがブルージーに聴かせれば聴かせるほどに,ジーン・ハリスがスタンリー・タレンタイン以上のブルージーで聴かせている。
【アイ・ウォント・ア・リトル・ガール】だけは,スタンリー・タレンタインとジーン・ハリスの対比ではなく,バッキングのジーン・ハリスとピアノ・ソロのジーン・ハリスとの対比が聴き所だと思う。
STANLEY TURRENTINE : Tenor Saxophone
THE THREE SOUNDS
GENE HARRIS : Piano
ANDREW SIMPKINS : Bass
BILL DOWDY : Drums
ヨハネ第三 野心的なデオトレフェス
OTTOTTRIO 『スーパー・ギター・セッション』