『BLUE HOUR』の3曲目は【BLUE RIFF】(以下【ブルー・リフ】)。

 『BLUE HOUR』唯一のミディアム・ナンバーにしてザ・スリー・サウンズ版の【C JAM BLUES】であろう【ブルー・リフ】が『BLUE HOUR』を名盤へと押し上げたキラー・チューンである。

 スタンリー・タレンタイン・ファンとしては,ひたすら続いた重厚なテナー・サウンドから一転して,ノリのよいファンキー・ブルースを吹き上げるスタンリー・タレンタインが極上の極み!
 ザ・スリー・サウンズの持ちネタゆえに,完璧なコンビネーションで,絶好調のスタンリー・タレンタインと「がっぷり四つ」に組んだがゆえの高みの極み!

 スタンリー・タレンタインザ・スリー・サウンズの双方の特徴が如実に表われた“ブルー”は,満月の夜の「漆黒の青」。
 アルフレッド・ライオンの見立て通りの「相性の良さ」が【ブルー・リフ】に全部出ている。

 
STANLEY TURRENTINE : Tenor Saxophone

THE THREE SOUNDS
GENE HARRIS : Piano
ANDREW SIMPKINS : Bass
BILL DOWDY : Drums

BLUE HOUR-1
BLUE HOUR
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ユダ 神に愛され続ける
ティル・ブレナー 『LOVE