『REED MY LIPS』の1曲目は【CRASH COURSE】(以下【クラッシュ・コース】)。

 【クラッシュ・コース】こそが,本多俊之が演奏したくてたまらなかった,激熱セッションフュージョン・ナンバー。
 ヴィニー・カリウタの猛プッシュを受けたニール・スチューベンハウスの刻むAメロと歌Bメロのメリハリ・グルーヴが一丸になって,本多俊之ソプラノサックスへと襲いかかっている。

 そんな音圧を一身に受けた本多俊之の身のこなし方が最高すぎて「柔よく剛を制す」を音楽で体現してみせる。
 ソプラノサックスの軽さを最大限発揮してみせた,極上のアドリブにバックが全員落ち着いていく。

 「痛快」本多俊之・劇場のポートフォリオ的な大名演であって,同じくホンダ姓の本田雅人との違いは音色ぐらいだのものだと思う。大絶賛。最高に素晴らしい。

 
TOSHIYUKI HONDA : Soprano Saxophone, Keyboards
VINNIE COLAIUTA : Drums
NEIL STUBENHAUS : Bass
MICHAEL LANDAU : Guitar
REI ATSUMI : Keyboards
JERRY HEY : Trumpet
LARRY WILLIAMS : Alto Saxophone
GARY GRANT : Trumpet
LEW McCREARY : Bass Trombone
PETE CHRISLIEB : Tenor Saxophone
KEIJI TORIYAMA : Synth. Operator

REED MY LIPS-1
REED MY LIPS
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啓示4章 座に座っている24人の長老
THE 24TH STREET BAND 『マンハッタンの夢