『SPIRITS REJOICE』の1曲目は【SPIRITS REJOICE】(以下【スピリッツ・リジョイス】)。
【スピリッツ・リジョイス】とはジャズというよりも「童謡兼ファンファーレ」である。間違ってもこのトラックをフリー・ジャズと呼んではいけない。
いいですよね,童謡。動揺した時に童謡を聞くと心が落ち着きます。…でっ,一方,ファンファーレの方は気分を高揚させる効用があるが,魂を揺さぶるようなアルバート・アイラーの強烈なヴィブラートこそが【魂の鎮魂歌】であって,激しい演奏の裏側には【鎮魂歌】に代表される「安らぎ」を求めてやまない,アルバート・アイラーの「救いを求める叫び声」が詰まっている。
アルバート・アイラーが【スピリッツ・リジョイス】のライブ録音の時点で相当に追い詰められていたとすれば残念なことだし,個人のブログで安易に書くことでないとも思っているが,まだまだアルバート・アイラーの意識は健全だったと管理人は推測している。
その理由はアルバート・アイラーのテナー・ソロが,1度目のソロはメロディアス系でまとまりのあるアドリブで,2度目のソロは衝動的でモウマンタイなアドリブだからである。
アルバート・アイラーの,激しさの中にも悲哀があって慈愛に満ちたヴィブラートが音楽を前進させている。立ち止まり,静かなレクイエルを奏でるではない。動いて動いて動きながら「魂の救済場所」を探している。
ALBERT AYLER : Tenor Saxophone
DON AYLER : Trumpet
CHARLES TYLER : Alto Saxophone
HENRY GRIMES : Bass
GARY PEACOCK : Bass
SUNNY MURRAY : Drums
天と地の創造,および人間の居住のための地球の準備(創1:1-2:25)
青木カレン(ウラン名義) 『HEAVEN』
【スピリッツ・リジョイス】とはジャズというよりも「童謡兼ファンファーレ」である。間違ってもこのトラックをフリー・ジャズと呼んではいけない。
いいですよね,童謡。動揺した時に童謡を聞くと心が落ち着きます。…でっ,一方,ファンファーレの方は気分を高揚させる効用があるが,魂を揺さぶるようなアルバート・アイラーの強烈なヴィブラートこそが【魂の鎮魂歌】であって,激しい演奏の裏側には【鎮魂歌】に代表される「安らぎ」を求めてやまない,アルバート・アイラーの「救いを求める叫び声」が詰まっている。
アルバート・アイラーが【スピリッツ・リジョイス】のライブ録音の時点で相当に追い詰められていたとすれば残念なことだし,個人のブログで安易に書くことでないとも思っているが,まだまだアルバート・アイラーの意識は健全だったと管理人は推測している。
その理由はアルバート・アイラーのテナー・ソロが,1度目のソロはメロディアス系でまとまりのあるアドリブで,2度目のソロは衝動的でモウマンタイなアドリブだからである。
アルバート・アイラーの,激しさの中にも悲哀があって慈愛に満ちたヴィブラートが音楽を前進させている。立ち止まり,静かなレクイエルを奏でるではない。動いて動いて動きながら「魂の救済場所」を探している。
ALBERT AYLER : Tenor Saxophone
DON AYLER : Trumpet
CHARLES TYLER : Alto Saxophone
HENRY GRIMES : Bass
GARY PEACOCK : Bass
SUNNY MURRAY : Drums
天と地の創造,および人間の居住のための地球の準備(創1:1-2:25)
青木カレン(ウラン名義) 『HEAVEN』