『FREEDOM AT MIDNIGHT』の1曲目は【FREEDOM AT MIDNIGHT】(以下【フリーダム・アット・ミッドナイト】)。

 個人的には「ピアノフュージョンを代表する名曲」,そんなランキングがあればTOP10に入れるであろう【フリーダム・アット・ミッドナイト】なのだから,デビッド・ベノワピアノばかりが目立っている印象が強烈なのだが,それはあくまでもイメージのお話。

 真実の【フリーダム・アット・ミッドナイト】とは,ギターベースドラムパーカッションの超強力グルーヴなのである。

 リズムの刻みが真に心地よいミドル・テンポが,途中ポリリズミックに連動して,とにかく跳ねて跳ねて跳ねまくる。
 そこにピアノのアタックがボトムでユニゾンするので,必然的にデビッド・ベノワピアノがメンバー全員を先導する形で出来上がっている。

 軽快なリズムに歯切れの良いピアノがマッチして,しかもキャッチーなメロディーにコーラスが掛かったリズム・ギターと,要所要所でチョッパー・ベースが決まりまくる。

 メンバー全員が目立っている。笑顔がこぼれる演奏である。な・の・に・結果,デビッド・ベノワピアノばかりが目立っている。凄いぞ,凄すぎるぞ,デビッド・ベノワ〜。

 
DAVID BENOIT : Piano
SAM RINEY : Tenor Saxophone
RANDY KERBER : Synthsizers
DAN HUFF : Guitar
ABRAHAM LABORIEL : Bass
JEFF PORCARO : Drums, Percussion
LENNY CASTRO : Percussion

FREEDOM AT MIDNIGHT-1
FREEDOM AT MIDNIGHT
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