『JUNGLE FEVER』の1曲目は【SUDDEN SAMBA】(以下【サドゥン・サンバ】)。
【サドゥン・サンバ】は,ニール・ラーセン渾身の美メロに,オルガンという楽器だからこそ表現できる「STOP&GO」のアクセントが光る名曲である。
「行く場面と止まる場面」の繰り返しで,オルガンの大波に連れられて,聴衆も自然と盛り上がることのできるサンバのリズムがハイライトなブラジリアン・フュージョンである。
ベースのウィリー・ウィークスとドラムのアンディー・ニューマークのグルーヴが,まだまだ若い! そこへラルフ・マクドナルドのパーカッションが暴れまくり,結果,ニール・ラーセンのオルガンとバッチリハマル!
ニール・ラーセンのオルガン・ソロは,流れるフレーズの中で凹凸を付けた展開で,1分30秒からの第1波,1分47秒からの第2波,2分03秒からの第2波,2分20秒からの第4波の4段ロケット体制であって,1つずつつ楔を打ち込みながら頂点へと向かうアドリブが素晴らしい。
その中でも個人的には第1波の,スタート部分の9秒間で,敢えて1回下方向に沈み込んで浮上していくアイディアが「オルガンならでは」!
そんな本当は計算された演奏なのに,実にスムーズ「自然発生」的な展開の中で,バジー・フェイトンのギターの「ワウワウ感」が重なって,ついに「STOP&GO」が頂点を迎える。
【サドゥン・サンバ】の聴き所は,快感の後の憂い,である。バジー・フェイトンのギター・ソロをずっと聴いていたいのに…。
カーニヴァルの朝の「抜け殻状態」を音楽的に表現したから【サドゥン・サンバ】のタイトルなのだと思っている。
NEIL LARSEN : Keyboards
BUZZ FEITEN : Guitar
WILLIE WEEKS : Bass
ANDY NEWMARK : Drums
RALPH MACDONALD : Percussion
MICHAEL BRECKER : Tenor Saxophone
LARRY WILLIAMS : Alto Saxophone, Alto Flute
JERRY HEY : Trumpet, FlugelHorn
ソロモンの不忠実な行ないと死(王一11:1-43)
akiko 『ホワッツ・ジャズ? -スピリット-』
【サドゥン・サンバ】は,ニール・ラーセン渾身の美メロに,オルガンという楽器だからこそ表現できる「STOP&GO」のアクセントが光る名曲である。
「行く場面と止まる場面」の繰り返しで,オルガンの大波に連れられて,聴衆も自然と盛り上がることのできるサンバのリズムがハイライトなブラジリアン・フュージョンである。
ベースのウィリー・ウィークスとドラムのアンディー・ニューマークのグルーヴが,まだまだ若い! そこへラルフ・マクドナルドのパーカッションが暴れまくり,結果,ニール・ラーセンのオルガンとバッチリハマル!
ニール・ラーセンのオルガン・ソロは,流れるフレーズの中で凹凸を付けた展開で,1分30秒からの第1波,1分47秒からの第2波,2分03秒からの第2波,2分20秒からの第4波の4段ロケット体制であって,1つずつつ楔を打ち込みながら頂点へと向かうアドリブが素晴らしい。
その中でも個人的には第1波の,スタート部分の9秒間で,敢えて1回下方向に沈み込んで浮上していくアイディアが「オルガンならでは」!
そんな本当は計算された演奏なのに,実にスムーズ「自然発生」的な展開の中で,バジー・フェイトンのギターの「ワウワウ感」が重なって,ついに「STOP&GO」が頂点を迎える。
【サドゥン・サンバ】の聴き所は,快感の後の憂い,である。バジー・フェイトンのギター・ソロをずっと聴いていたいのに…。
カーニヴァルの朝の「抜け殻状態」を音楽的に表現したから【サドゥン・サンバ】のタイトルなのだと思っている。
NEIL LARSEN : Keyboards
BUZZ FEITEN : Guitar
WILLIE WEEKS : Bass
ANDY NEWMARK : Drums
RALPH MACDONALD : Percussion
MICHAEL BRECKER : Tenor Saxophone
LARRY WILLIAMS : Alto Saxophone, Alto Flute
JERRY HEY : Trumpet, FlugelHorn
ソロモンの不忠実な行ないと死(王一11:1-43)
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