『JUNGLE FEVER』の4曲目は【EMERALD CITY】(以下【エメラルド・シティ】)。

 【エメラルド・シティ】は,感情揺さぶり系のしっとりナンバー。
 センチメンタルな情感タッチで歌い上げるニール・ラーセンエレピに,丁寧にカウンターを合わせるリバーブの効いたバジー・フェイトンのカッティングに「ザ・職人」を感じてしまう。

 【エメラルド・シティ】のハイライトはマイケル・ブレッカーテナーソロ! マイケル・ブレッカーのメロディアスなアドリブに,ニール・ラーセンが「聞き耳を立てている」姿が浮かんでくる。それくらいに全部を“持っていかれる”テナーソロ

 相当数の訓練を乗り越えて,そんな「秀逸」マイケル・ブレッカーテナーソロを後ろに押しやれるくらいに【エメラルド・シティ】を聴き分けられるようになったなら,マイケル・ブレッカーテナーソロをドラマティックに盛り上げている,アンディー・ニューマークの軽快なドラミングを耳で追いかけてみてほしい。影の主役だから!

 
NEIL LARSEN : Keyboards
BUZZ FEITEN : Guitar
WILLIE WEEKS : Bass
ANDY NEWMARK : Drums
RALPH MACDONALD : Percussion
MICHAEL BRECKER : Tenor Saxophone
LARRY WILLIAMS : Alto Saxophone, Alto Flute
JERRY HEY : Trumpet, FlugelHorn

JUNGLE FEVER-1
JUNGLE FEVER
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