『HINO=KIKUCHI QUINTET』の1曲目は【TENDER PASSION】(以下【テンダー・パッション】)。

 【テンダー・パッション】をいつ聴いても感じるのが「新鮮味」である。
 現在も追いかけ続けているヒノテルプーさんの演奏が(レコードだから当然なのだが)気概に満ち満ちており全く歳をとらないのがいい。

 菊地雅章ピアノソロが一筋縄に行かない。日野皓正のこんなにもストレートなトランペットは今では聴くことができない。とんがっている!

 それにしてもハイライトは村岡健ウェイン・ショーターばりの,曲がりくねりながらも着実なラインでメロディーにONするモーダルなテナーサックスである。
 人材豊富なテナーサックス界にあって,村岡健も1度でもアメリカに渡っていれば渡辺貞夫になれたかもしれない…。

 
TERUMASA HINO : Trumpet
TAKERU MURAOKA : Tenor Saxophone
MASABUMI KIKUCHI : Piano
KUNIMITSU INABA : Bass
MOTOHIKO HINO : Drums

HINO=KIKUCHI QUINTET-1
HINO=KIKUCHI QUINTET
アドリグをログするブログ “アドリブログ”JAZZ/FUSION



エリシャはエリヤの跡を継ぐ(王二2:1-25)
akiko 『JAZZ ME NY