『ＨＩＮＯ＝ＫＩＫＵＣＨＩ　ＱＵＩＮＴＥＴ』の４曲目は【Ｈ．Ｇ．　ＡＮＤ　ＰＲＥＴＴＹ】（以下【Ｈ．Ｇ．アンド・プリティ】）。

　マイルス・デイビスに寄せたハード・バップ調アップ・チューンの【Ｈ．Ｇ．アンド・プリティ】で日野皓正の端正なトランペットが素晴らしい。
　日野皓正のアドリブのラインが群を抜く出来栄えなのに，あらかじめリハーサルを積んだかのようなクインテットの一体感は，確かに「黄金のクインテット」のような展開である。

　個人的に【Ｈ．Ｇ．アンド・プリティ】のハイライトは，地味にスイングし続ける稲葉国光の強烈なベース・ラインにある。稲葉国光の跳ねるようなドライブ感が，クールでアーティスティックなアドリブをハード・バップ調の楽しい演奏として包んでいる。

 
TERUMASA HINO : Trumpet
TAKERU MURAOKA : Tenor Saxophone
MASABUMI KIKUCHI : Piano
KUNIMITSU INABA : Bass
MOTOHIKO HINO : Drums

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ユダの王エホラム（王二8:16-29）
akiko　『HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS』